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映画「燃えるドレスを紡いで」を観て

土曜日にめぐさんからのお勧めで「燃えるドレスを紡いで」を妻とみてきました。

2008年にベルギー・アントワープ王立芸術アカデミーを卒業し、2009年に「YUIMA NAKAZATO」を設立。翌年7月、日本人では森英恵以来の2人目となるパリ・オートクチュール・コレクションの公式ゲストデザイナーに選ばれ、継続的にパリで作品を発表している。デザイナーとして衣服に向き合ってきた中里は、「衣服の最終到達点が見たい」とアフリカ・ケニアに渡り、世界中から衣類をゴミとして押し付けられた現実を目にし、打ちのめされる。そして帰国し、中里は革新的なアイディアとチャレンジ精神で、未来へ繋がるデザインのあり方と共に、パリコレに挑む。

映画のホームページから

環境問題、デザイナーの仕事、創るという行為、美しさとは、内面をどのように表現していくのか。色々と考えさせられる映画でした。

中でも1番印象的だったのは、中里さんの行動力。
自らの足でほぼ単独で、現場に足をはこび、そこで自らに対して問いを立ててる。その様子がこの映画で表現されています。

flier book Campで「エスノグラフィ」ということばを知り、先日「エスノグラフィ入門」(小田博志)を読んでるところだったので衝撃をうけたんです。

エスノグラフィという言葉を「人びとが生きている現場を理解するための方法論」として定義します。

「エスノグラフィ入門」(小田博志)

インターネットが普及してスマホをいじれば、ほしい情報が手に入る。それで完了。
これに対して、中里さんは現場に行き、問題を直視し、問いを立て、感性を解放して、自分のできる限りのことに挑戦していく。
その姿に感銘をうけました。

世界を変えるというのは、こういうことなのか。
と感じた時間でした。

そして、舞台挨拶後、中里さんが会場にのこっていたので、図々しく、サインと写真をおねだりしたら快く「いいですよー」ってどんだけの人なんだとやっぱり創る人ってこういう人なのね。と思った時間でした。感動しかない。

中里さんと撮影

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