見出し画像

食の学び舎「foodskole」 食に夢を持つために[vol.3] 大人になるとなかなか味わえない楽しさ

こんにちは。foodskole(フードスコーレ)校長の平井巧です。今年4月からスタートする授業「2021年度前期Basicカリキュラム」の受講生をただいま募集中です。

このnoteは、受講を検討されている方、foodskoleの活動が気になる方、食のさまざまな分野に興味のある方などに向けて、「食をともに学び合う場」foodskoleが、いったいどんなところなのか? 授業以外の魅力も伝えられたらと思いご紹介していく不定期連載です。

foodskoleの雰囲気をより知っていただくために、あまり堅苦しくなく書いていきますね。

foodskole 3つの柱

foodskole 3つの柱1.通常授業
「食」にまつわるさまざまなテーマを、講師と生徒のみなさんで学びます。いま受講生を募集している「2021年度前期Basicカリキュラム」は、これにあたります。

2.学校現場での教育活動
小学校や中学校、高等学校、大学等と連携し、「食」にまつわる出張授業やカリキュラム設計のアドバイス、教育者向けの講演等を行っています。

3.研究&コミュニケーション
食に関する商品開発や販売、事業開発、飲食店経営、調査研究などを行い、その実践での学びを世の中にも発信します。みなさんと野菜などの作物を育てたり、市場などへの社会科見学、各地域への修学旅行、入学式や卒業式、部活、ゼミ、文化祭を行ったりと、「食」をテーマとした学校行事を企画し、「食」を学び合う仲間とのコミュニケーションの場をつくります。

きょうは、このうち3番目の「研究&コミュニケーション」における事例を紹介したいと思います。

「foodskoleの文化祭」をやりました

先日2月28日。foodskoleにとって一大イベントであった、「foodskoleの文化祭」を無事に終えることができました。パチパチパチ。

画像2

このポスターをデザインしてくれたのは、受講生の町田雪乃さん。かわいい!

このイベントは文化祭といっても、模擬店が並び、校内の教室ではお化け屋敷やカフェがオープンしているというものではないんですね。昨今のこのような状況をうけて、安全を考慮しYouTubeライブ配信で文化祭を開きました。

文化祭当日は、朝9:30に「朝礼」からスタートし(学校行事の定番!)、17:30まで6つの「授業」をお届けする形で行いました。

当日のスケジュール
10:00 きなこ科の授業
300種類以上のきな粉コレクションを持つきな粉スペシャリストSeiko Anazawaさんによる、身近だけど知らない、あなたはどの味がすき?情熱!きなこ入門。事前に「利ききな粉セット」を購入いただいた方たちにも出演いただき、「利ききな粉体験」をやりました。

11:00 調達科の授業
身近な事からSDGsを知る、をテーマに、東京三鷹を舞台にした人参ジョニーの旅を紙芝居でお届け。細川優子さん、町田雪乃さん、佐藤一成さんによる演技が最高でした。

11:40 お昼休み

13:00 チーズ科の授業
お料理大好きで、生物・化学が苦手な雨田さん。食品のロジカルな話が本職でお料理が苦手な保田さん。お互い苦手な分野が得意分野ってこと?というわけで、フードスコーレ生の雨田・保田でコンビを組んで、三良坂フロマージュさん、湘南ファームさんをゲストにチーズの魅力をお届けしました。
事前にネット販売した文化祭限定チーズセットは大好評!

14:00 農園科の授業
フードスコーレ農園部の部長を務める下村宗大さんを中心とした農園部のみなさんによる、畑の紹介!

15:00 木桶科の授業
「木桶職人復活プロジェクト」を発足し世界に発信する、ヤマロク醤油の山本康夫さん、醤油を伝える職人醤油の高橋万太郎さん、日本の日常食を考えるクラスクラス長で、日本料理一灯店主の長田勇久さんの3名を中継でつなぎトークセッション!

16:00 料理科の授業
農と食ディレクターである佐藤一成さんと、プロの料理人、高田大雅さんによるライブクッキング。料理の基本の「き」である「茹でる」をテーマに。

こんな風に、これまでのフードスコーレ生の中から有志が集まって、文化祭実行委員会を結成。さらに、何か成果を発表してみたいと手を挙げてくれた方たちが、各プログラムを担当することになりました。

じぶんの得意分野を活かしたり。知り合いのプロフェッショナルに協力してもらったり。foodskoleで学んだことを活かしながら、発表する内容を詰めていきました。

画像3

夜、オンラインで集まって打ち合わせしたり、休日に発表の準備をしたりするのは大変だったと思います。でも、みなさんなんだかとても楽しそう。

文化祭のような企画は、ある意味で「無目的」だったりしますよね。なんとなく楽しいからやってみよう。なんのためにやっているのか? なんてあまり関係なかったりするある意味での「遊び」も、1年のうちに何回かあってもいいんじゃないかな、そんな気にさせてもらいました。私は高校時代の文化祭で「すいとん」の出店を連日放課後残ってみんなで準備したことを思い出しました。大人になるとなかなか味わえないあの楽しさ。

そして、合計8時間のライブ配信!やる前から想定はしていたものの、やってみてわかりました。

「8時間のライブ配信は長い!ハンパないぞ!」

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

画像9

この配信のために、「放送室」のメンバーはとてもがんばってくれました。入念なリハーサル、事前の機材チェック、当日の細かいトラブルシューティングなどなど。こうした裏方のメンバーにもちゃんとスポットライトがあたり、文化祭を楽しんだみんなで感謝し合えるのも、foodskoleという学校の良さだと校長として誇らしく思っています。

画像1

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?