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噛んで砕こう英単語「Smith」

どうも!
水島ひらいちの涼です!

今までは英単語の語源や成り立ちつについて深掘りしていくというのが多かったですが、今回は人名の由来につて噛んで砕いていきたいと思います。

ところでみなさん、日本人の名字のランキングって何となくご存じでしょうか?

1位:佐藤さん、2位:鈴木さん、3位:高橋さん、4位:田中さん…
とどこかで見覚えのあるランキングですね。

こういった形で、当然日本以外の国の方々にも名字(Family Name)はあり、ありふれた名字や珍しい名字なんかも存在します。

今回はまず、英語圏に於いて圧倒的に人数の多い名字『Smith(スミス)』さんの由来について書いていきたいと思います。ランキング的に言うと佐藤さん=Smithさんって感じですね。

有名人でいうとアメリカの俳優ウィル・スミス(Will Smith)や、イギリスの経済学者アダム・スミス(Adam Smith)などがあげられます。


古英語で「職人」を意味するSmith

Smithは元々「職人」という意味の単語で、そこから「鍛冶屋」という意味の言葉として使われるようになっていきました。

刀鍛冶=SwordSmithなどと応用することも可能です。

職業や地名などが元となっている名字は非常に多く、日本でも「犬養さん」「鵜飼さん」「服部さん」などいらっしゃいます。

Smithは10世紀後半に登場する最古の職業名と言われており、鍛冶屋から来ている名字は英語圏だけではなくドイツ、オランダ、フランス、スウェーデンなど色々な国に見られます。
ドイツ=Schmidt(シュミット)
オランダ=De Smet(デスメット)
フランス=Lefevre(ルフェーブル)
スウェーデン=Smed(スメッド)

このように鍛冶屋由来の姓が広範囲に渡って分布してるのは、金属を扱う職人が世界中で重用されてきたという史実を明白に物語っています。

中世の荘園時代に於いて鍛冶師は重宝な職人であり、農具の手入れから馬の蹄鉄や武具製造、家屋の修繕に至るまで一手に引き受けていたんです。
鍛冶屋がいなければ何も捗らない!という時代があったんですね。

そんなこんなで英語圏を始め世界的にもSmith(派生も含め)姓が多くなっていったということなんです。


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こんな感じで、英語姓の由来や歴史なんかを紐解いていく記事をちょこちょこ書いていきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。

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