画像の色調【＜撮って出しの画像＞と＜補正して再現力を高めた画像＞の比較Vol.1】

デジカメで撮影した画像、 ＜撮って出しの画像＞ と ＜補正して再現力を高めた画像＞の色調を、サンプル画像5点を使って「再現力」の違い、差を比較し解説しています。

＜撮って出しの画像＞の色調は、一見ではまずまずのクオリティーです。

しかし、適正な補正を行うことで＜撮って出しの画像＞と＜補正して再現力を高めた画像＞の色調、再現力は、明らかな違い、差となります。

RAWデータから補正すれば、再現力を最大に高めることができます。

その効果は、臨場感や立体感、質感、光感、遠近感などが増すため、＜撮って出しの画像＞より、もっと伝わる画像に再現することができます。

＜撮って出しの画像＞を使用しているけど、もっと色調のクオリティー、再現力を高めたい方、どれくらい違うのか差を知りたい方、興味がある方は参考になる記事です。

画像の色調【＜撮って出しの画像＞と＜補正して再現力を高めた画像＞の比較】

デジカメで撮影した＜撮って出しの画像＞と＜補正して再現力を高めた画像＞の色調のクオリティー、再現力を比較しています。

＜撮って出しの画像＞と＜補正して再現力を高めた画像＞とは、下記の画像を指します。

＜撮って出しの画像＞とは
デジカメ、スマホが撮影後に自動で保存した画像、また、適正な補正が行われていない画像を指しています。（RAWというデータから色調補正をされていない画像は、この画像にあたります。）

＜補正して再現力を高めた画像＞とは
RAWデータを使用し、色調補正の原理、「基礎・基本」に則って基本的な色調補正だけを行った画像を指しています。

※ どちらの画像も、元の画像は同一です。

5点のサンプル画像を使って比較していきます。

＜撮って出しの画像＞ サンプル1 〜 5

下記の画像は、＜撮って出しの画像＞サンプル1 〜 5です。

＜撮って出しの画像＞ _サンプル1

＜撮って出しの画像＞ _サンプル1

＜撮って出しの画像＞ _サンプル2

＜撮って出しの画像＞ _サンプル2

＜撮って出しの画像＞ _サンプル3

＜撮って出しの画像＞ _サンプル3

＜撮って出しの画像＞ _サンプル4

＜撮って出しの画像＞ _サンプル4

＜撮って出しの画像＞ _サンプル5

＜撮って出しの画像＞ _サンプル5

次の項では、＜撮って出しの画像＞と＜補正して再現力を高めた画像＞の色調の再現力を比較しています。

＜撮って出しの画像＞と＜補正して再現力を高めた画像＞ サンプル1 〜 5の色調の再現力を比較

ここでは、まず、上記の項でご覧いただいた＜撮って出しの画像＞サンプル1 〜 5の画像と＜補正して再現力を高めた画像＞サンプル1 〜 5の画像の色調、再現力を比較しています。

それぞれ、各1点づつ並べて配置しています。

サンプル1 の画像 / ＜撮って出しの画像＞と＜補正して再現力を高めた画像＞の比較

＜撮って出しの画像＞_サンプル1

＜撮って出しの画像＞_サンプル1

＜補正して再現力を高めた画像＞_サンプル1

＜補正して再現力を高めた画像＞_サンプル1

サンプル2 の画像 / ＜撮って出しの画像＞と＜補正して再現力を高めた画像＞ の比較

＜撮って出しの画像＞_サンプル2

＜撮って出しの画像＞_サンプル2

＜補正して再現力を高めた画像＞_サンプル2

＜補正して再現力を高めた画像＞_サンプル2

サンプル3 の画像 / ＜撮って出しの画像＞と＜補正して再現力を高めた画像＞ の比較

＜撮って出しの画像＞_サンプル3

＜撮って出しの画像＞_サンプル3

＜補正して再現力を高めた画像＞_サンプル3

＜補正して再現力を高めた画像＞_サンプル3

サンプル4 の画像 /＜撮って出しの画像＞と＜補正して再現力を高めた画像＞ の比較

＜撮って出しの画像＞_サンプル4

＜撮って出しの画像＞_サンプル4

＜補正して再現力を高めた画像＞_サンプル4

＜補正して再現力を高めた画像＞_サンプル4

サンプル5 の画像 / ＜撮って出しの画像＞と＜補正して再現力を高めた画像＞の比較

＜撮って出しの画像＞_サンプル5

＜撮って出しの画像＞_サンプル5

＜補正して再現力を高めた画像＞_サンプル5

＜補正して再現力を高めた画像＞_サンプル5

＜撮って出しの画像＞と＜補正して再現力を高めた画像＞サンプル1 〜 5 の色調の再現力を比較した解説

サンプル1 〜 5の画像、それぞれ＜撮って出しの画像＞と＜補正して再現力を高めた画像＞を比較し、明らかに違う点、差を解説しています。

繰り返しとなりますが、＜撮って出しの画像＞と＜補正して再現力を高めた画像＞とは、下記の画像を指します。

＜撮って出しの画像＞とは
デジカメ、スマホが撮影後に自動で保存した画像、また、適正な補正が行われていない画像を指しています。（RAWというデータから色調補正をされていない画像は、この画像にあたります。）

＜補正して再現力を高めた画像＞とは
RAWデータを使用し、色調補正の原理、「基礎・基本」に則って基本的な色調補正だけを行った画像を指しています。

※ どちらの画像も、元の画像は同一です。

サンプル1 の画像の比較 / 色調の再現力の違い、差を解説

＜小川を挟んで対峙する白鷺と青鷺の画像＞です。

・白鷺と青鷺の白い部分の階調の再現

・白鷺と青鷺、全身の階調の再現

・草、葉の階調の再現

・全体のボリューム、白鷺と青鷺、水の流れ、草、葉の臨場感、立体感、形状、質感、光感などの再現力

サンプル2 の画像の比較 / 色調の再現力の違い、差を解説

＜かわせみが木に着地しようとしている画像＞です。

・草、葉、木、かわせみの階調の再現

・全体のボリューム、草、葉、木、かわせみの臨場感、立体感、形状、質感などの再現力

川面を明るくすると全体にメリハリを出せますが、この比較では色調補正の原理、「基礎・基本」に則って基本的な色調補正だけを行っています。

サンプル３ の画像の比較 / 色調の再現力の違い、差を解説

＜かわせみが川面を飛行している画像＞です。

・川面に映る雲、空、草、葉、かわせみの階調の再現

・全体のボリューム、川面に映る雲、空、草、葉、かわせみの臨場感、立体感、形状、質感、空の深さなどの再現力

＜補正して再現力を高めた画像＞の方は、水面に映っている電線を消しています。

サンプル4 の画像の比較 / 色調の再現力の違い、差を解説

＜かわせみが草の枝に留まっている画像＞です。

・全体の明部から暗部、光が当たっているところから陰のところまでの階調の再現

・かわせみの立体感や全身の再現

・草、葉の立体感やテクスチャーの再現

・かわせみと川面、草、葉との分離感

・全体のボリューム、かわせみ、草、葉、川面、雲の臨場感、立体感、形状、質感などの再現力

濃くしただけでは臨場感、立体感、形状、質感などの再現はできません。

サンプル5 の画像の比較 / 色調の再現力の違い、差を解説

＜水に映る空と紅葉の画像＞です。

・全体の明部から暗部、光が当たっているところから陰のところまでの階調の再現

・紅葉の色調の再現

・紅葉のテクスチャーの再現

・空と紅葉の分離感

・空の深さ

・全体のボリューム、臨場感、立体感、形状、質感などの再現力

好みに合わせて、水に映る空の明暗を調整しても良いと思います。

＜撮って出しの画像＞と＜補正して再現力を高めた画像＞に、色調、再現力の違い、差が生じる理由

＜撮って出しの画像＞は、カメラやスマホが独自の基準、方法で補正して色調情報量を圧縮して保存した画像です。

＜補正して再現力を高めた画像＞は、カメラやスマホが撮影したままを記録した無補正、無圧縮の何も劣化していない最大の色調情報を保持したRAWというデータから最大の再現力を実現できる補正方法で仕上げた画像です。

色調、再現力の違い、差が生じる理由は、補正と保存時に色調情報量を圧縮、間引きして完成した＜撮って出しの画像＞と最大の色調情報を生かして、最大の再現力を実現できる補正方法によって完成した＜補正して再現力を高めた画像＞の違い、差によって生じています。

ですので、＜補正して再現力を高めた画像＞の色調情報量を圧縮、間引きの程度と＜補正して再現力を高めた画像＞の色調、再現力の程度によって色調、再現力の違い、差は異なりますし、画像ごとに異なります。

＜撮って出しの画像＞から補正しても＜補正して再現力を高めた画像＞までの色調、再現力を実現できない理由

補正をして画像を使っている方もいらっしゃると思いますが、RAWデータを使って補正していない場合、＜撮って出しの画像＞を使用していることになります。

しかし、＜撮って出しの画像＞を使って補正しても＜補正して再現力を高めた画像＞までの色調、再現力を実現することはできません。

なぜなら、先述した通り、＜撮って出しの画像＞は色調情報が劣化している画像で、＜補正して再現力を高めた画像＞は再現力を最大化できる方法で補正した画像だからです。

＜補正して再現力を高めた画像＞が再現力を最大化できる理由

先述した通り、＜補正して再現力を高めた画像＞は何も劣化していない最大の色調情報を保持したRAWデータを使って補正された画像です。

そして、補正の方法は最大の色調情報を生かして、色調補正の原理、「基礎・基本」に則って色調補正を行っています。

色調補正の原理、「基礎・基本」に則っている方法ですので、色調情報を最大に生かすことが可能です。

つまり、「再現力」を最大化できます。

色調情報を生かせるほど「再現力」は高まるので、臨場感、立体感、形状、質感、光感、奥行き感、遠近感、テクスチャーなどの効果が高まっていきます。

再現力を最大化する手順

再現力を最大化する手順は、RAWデータを現像し、その後、色調補正を行います。

色調補正の方法は、色調補正の原理、「基礎・基本」に則って行います。

その補正で使用するツールは、1つだけで実現することができます。

ですので、あれこれとアプリを変えたり、ツールの選択、使い方で迷うことはありません。

そして、このツールだけで、他のほとんどの補正ツールで実現できる効果を再現できてしまいます。

なぜなら、色調補正の原理に則った大元のツールだからです。

そのツールを使用し、「基礎・基本」に則って色調補正を行います。

色調の再現力の違い、差の「まとめ」

＜撮って出しの画像＞と＜補正して再現力を高めた画像＞とを比較すると、今回のサンプル画像では色調の「再現力」は明らかに違い、差があることが解ります。

「再現力」の違い、差は、臨場感、立体感、質感、光感、遠近感、テクスチャーなどの再現の違い、差になります。

この違い、差の効果によって、どちらの画像が伝わる画像かは言うまでもありません。

しかし、多くの方は＜撮って出しの画像＞を使用しています。

理由は、色調にあまり関心がない、こだわりがないこと、クオリティーを高める方法、スキルを知らない、時間や手間の負担などが考えられます。

また、＜撮って出しの画像＞から手軽な方法で補正して使っている方は多いと思います。

例えば、映える程度の色調であればこの方法でも良いのですが、再現力の効果を求めるのでしたら＜撮って出しの画像＞から補正をしても＜補正して再現力を高めた画像＞までの色調、再現力を実現することはできません。

理由は先述した通りです。

＜補正して再現力を高めた画像＞は、RAWデータを使って補正を行っています。

ですので、その分、少々、手間がかかります。

その手間さえ負担と感じなければ、RAWデータを使って補正した方が圧倒的に「再現力」を実現するのに有利ですし、実はこの方が補正は簡単なのです。

色調の情報量が少ない画像を補正するより、色調の情報量が多い画像の補正の方が簡単で楽に行えます。

手間と負担を減らす解決策の1つですが、これぞという画像のみ、RAWデータを使って＜補正して再現力を高めた画像＞を目指してみてはいかがでしょうか？

本稿で使用したサンプル画像5点と他14点の高画質の画像を下記のブログの記事でご覧いただけます。

『 山街ハイク 漫歩 photolog 』さんぽ photolog【2023年12月13日】

※本稿のサンプル画像は、「Adobe Photoshop」を使って補正、制作しています。

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