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【本州最東端】岩手県宮古市の酒蔵で1カ月間インターンをしてみて

はじめに

宮古市に1カ月も滞在する理由となったのは、元々知り合いで東京にいる頃にお世話になった宮古市地域おこし協力隊兼、菱屋酒造店の吉浜知輝さんに「菱屋酒造店のインターンしてみない?」と誘われたという簡単な理由です。地方に行って自分がどんな体験ができるのかみたいなワクワクした感情がありました。そもそもこのインターンの目的は岩手県宮古市にある菱屋酒造店の酒蔵見学ツアーの新規開発です。知輝さんが責任者で僕のほかに峻輔くん、花野さんの4人で蔵人さんの泊まる寮で1カ月間共同生活をしながら見学ツアーを作り上げました。この記事では1カ月間宮古市で過ごしてみて、宮古市の食べ物や場所、思い出などを添えてインターンの感想をまとめたものになります。

吉浜知輝プロフィール


・はじめに
・宮古市の食べ物BEST3
・宮古市の場所BEST3
・宮古市の思い出BEST3
・インターンで学んだこと
・おわりに

宮古市の食べ物BEST3

1位:すべてストライク、寿司のエンターテイメント”大寿し”の寿司

出てくるお寿司がすべてに引き込まれました。その中でも僕のお気に入りは人工衛星と名付けられた軍艦巻き。寿司という日本の文化が宇宙まで飛躍させる大将の感性にびっくりしました。見た目もダイナミックで好きです。

2位:鴨!?新感覚!”麺に金棒”の鴨油ソバ

人生で2回目の油そばだったのですが、もうハマりかけてます。鴨の油なのかな?そこまでギトギトし過ぎず、さっぱりしている印象。鴨のチャーシューも美味しい。ニンニクみたいなガツンとくる中毒性があって箸が止まりませんでした。また来たら食べに行きたい。

3位:海鮮たちの暴力”すみよし”の瓶ドン

人生初めての瓶ドンは駅のすぐ目の前にある”すみよし”さんでいただきました。正直、瓶ドンになったから味がどうとかではないのですが、その瓶の中にホタテ、いくら、めかぶ、ウニなどが詰まっていて、それをかきだしてご飯にかける時の迫力は忘れられません。

宮古市の場所BEST3

1位:浄土ヶ浜

思い出の地、浄土ヶ浜です。夜は星を見たり、昼はウミネコさんの写真を撮ったり、たくさんの思い出があります。青の洞窟も素敵でした。まだまだ知らない魅力があるんでしょうね。

2位:さとう衣料店

コーヒーの焙煎機を見せていただいたり、おまけのサービスしていただいたりお店の人が温かかったです。取り揃える雑貨もおしゃれで、宮古に来たら立ち寄っていただきたいです。

3位タイ:sakusaku

sakusakuさんもさとう衣料店に続き、雑貨屋さんなのですが、東京にありそうな雰囲気の素敵なお店です。1つ1つ丁寧に選ばれた商品が売っており、宮古市の人たちがプレゼントを買う時に立ち寄ると聞いて納得です。

3位タイ:3710

ゲストハウス3710(みなと)泊まったことはないのですが、1階のスペースには宮古市のアクティブな人たちが集まっていて、まるで秘密基地にようなところでした。宮古で頑張ってる人は絶対にここに来ます!

宮古市の思い出BEST3

1位:細美さんにお会いしたこと

元気市というイベントで細美さんが宮古市に来ることを知り、菱屋酒造店の方にラベルの貼り方から梱包まで教わり、細美さんオリジナルラベルを貼ったお酒を楽屋まで渡しに行ったところ、サインとお写真を撮っていただきました。本当に尊敬する方を目の前にしてテンパって1番肝心な細美さんの音楽への感謝を伝えられなかったのが唯一の後悔ですが、細美さんに会えて大学生活あと2年頑張れそうです。


2位:3月11日の4人で作り上げた創作活動

詩を書くことが得意な花野さんが作った詩を知輝さんも含め4人で作品のような形にして作り上げました。あくまでも作品ではなく想いであり、どのようにしたらこの詩を届いてほしい人により届きやすくなるのかを考え作り上げました。この経験はデザインという分野についてより興味を持つ出来事でもありました。


3位:Studio20でポートレートを撮ったこと

初めてちゃんとポートレートを撮った機会でした。会話をしてその人らしさをいかに引き出すのか、撮影時のコミュニケーションのとり方など、とても新鮮な体験でした。

Studio20についてはコチラ


インターンで学んだこと

このインターンで学んだことは大まかに2つあります。1つ目は”伝え方”です。この一か月間”だれに、なにを、どのように伝えるのかということを意識しました。意識したというか、教えていただきました。大前提として、受け手の気持ちを考えるということです。相手に何か伝えるということは、一方的に伝えるのではなく受け手の気持ちを汲んで伝えるということです。キャッチボールでいうと自分がどうゆうボールの持ち方でどう振りかぶって投げるのかを考えるのも大事ですが、まずは相手がキャッチしやすい位置にボールを投げるのが大前提である、ということです。でもこのことは簡単なようでとても難しいです。自分の考えてる受け取りやすさと、本当の相手の受け取りやすさが違っていたり、そもそも自分の中では無いアイデアだったり、まだまだ経験が足りないことばかりでした。これからのいろんな物事の中で受け手の気持ちを考えて取り組んでいかないといけませんね。

2つ目は”自分の足りないところ”です。具体的に言うと分析力、情報の整理です。分析力について、僕はいままでうまくできなかったことに対してなぜできなかったのかをうやむやにして改善策を考えて実行することをしていませんでした。要するに復習、見直しをしない人間ですね。今こうやって文字にして書いているとほんとおバカな人のタイプだなと恥ずかしいです。この1カ月間仕事をする中でうまくいかないことがあって、なぜうまくできなかったのかを考えて修正してちょっとだけうまくいったことがありました。もちろんこんなことは人生で何回もありましたが、そこまで深刻に考えていませんでした。でも仕事に置き換えたときにWhy(どうしてなのか)を考えることはとても重要なことで、”伝え方”を考える上でも大切な要素の1つです。もっと”Why”について考えることによって自分の成長につながると感じましたし、今の自分に足りないことだと学びました。情報の整理については。これができていないと仕事の優先順位を決められないし、相手に仕事についての正確な共有もできません。この1カ月間、顕著に感じました。特にイベントバナーを作る時にキーカラーは何色で、どこに、どれくらいの文字で作るのかというアウトラインを書かずに手を動かしながら考え込んでいた時、「手を動かす前に頭使って情報をまとめなさい」と知輝さんにご指導いただきました。その時にはっとしました。「いままで何事も動きながら考えていたな」と。これからはそうではなくて、まずは考える。一旦立ち止まってどうやるのかを考えてからで手を動かす。結局、思考の浅さが問題なのです。僕はよく考えることができていなかったし、考えていても浅かったです。それでは、どうしたらいいのでしょうか、やはり回数をこなすことなのではないしょうか。1回1回の事柄に対して因数分解的に深くまで考え、作戦を練って実行することを繰り返し行うべきなのかなと。大学3年生の過ごし方が見えてきました。

おわりに

酒蔵見学ツアーを1から作るにあたってどのように作るのかといった意思決定を3人でしました。意思決定権をもって仕事をするということはどうにでもできる半面、考えなくてはいけないことがたくさんあります。その中で自分の至らなさに悲しくなることもありました。そもそもこのインターンに参加するにあたって自分の明確な武器を理解して挑んでいたわけでもなかったし3人の中で自分がどう貢献できるのかを考える日々でもありました。しかし、これは僕にとって大きな財産であって残り2年の大学生活の過ごし方の材料になりました。宮古市に来て本当によかったと感じています。自分を見つめ直す良い機会でした。これからもなんかしら宮古市と関わっていたいと思える内容の濃い1カ月でした。本当にありがとうございました。

この1カ月間で作成したもの

菱屋酒造店について





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