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若い世代がつながりを感じる地域とは

平井貴大です。
山口大学医学部医学科3年生で、株式会社Lognite代表取締役並びに株式会社UBE COL代表取締役を務めています。

医療や地域経済・振興、若者や学生などをテーマに情報発信するのを目的にnoteでの投稿を続けています。

ここでの投稿活動をきっかけに、思いを共有できる皆様と事業や活動をともにできるようになりましたら幸いです。どうぞ宜しくお願い致します。

孤独・孤立対策推進法が成立・公布

ことし5月、孤独や孤立の問題への対策を強化するため、総理大臣が本部長を務める推進本部の設置などを盛り込んだ新たな法律「孤立・孤独対策基本法」が成立。6月に公布されました。

NHKによりますと、長引くコロナ禍の影響で、孤独や孤立の問題が一層深刻になる中、「孤独・孤立対策推進法」は、基本理念として、社会のあらゆる分野で対策を推進することや、当事者や家族の立場に立った支援を継続的に行うことを掲げているということです。

都市部に潜む孤独

今月、子どもの貧困などを専門とする大学教授からお話しを聞く機会がありました。東京・港区の子ども食堂では、六本木ヒルズなどに代表される高層ビルなどの居住者が利用する事例がしばしば見られるということです。
孤独・孤立という社会課題は、所得などの影響を受けず、都市部でも見られる実態として学びました。また孤独・孤立を感じている人を、地域コミュニティがどのように受け入れることができるのか。どういった解決策を提示することができるのか。こうした課題解決が求められていることを実感しました。

若い世代の地域との関わり

内閣府が発表した令和4年度の「こども・若者の意識と生活に関する調査」によりますと、近所の人や町内会などの知人など地域の人との関わり方に関する質問に対して、「関わりがある」という趣旨の回答をしたのは最大で3割です。関わりを感じられる行為のうち「本音を話せることがある」という回答を選択したのは約9%にとどまっています。

調査結果より

若い世代が参加したくなる地域行事

今月1日の投稿で、宇部市に住む大学生の一部には地域行事に意欲的である可能性があることについて触れました。
一方、内閣府が発表した令和4年度の「こども・若者の意識と生活に関する調査」のうち、「社会貢献への意欲」という質問項目に対し、「そう思う」という趣旨の回答をしたのは83%にものぼっています。

調査結果より

地域とのつながりを感じている若者は決して多くのはないのが現状ですが、その一方で地域行事に参加したい、あるいは社会に貢献したいという需要はあるように見られます。

担い手不足はつながり不足

noteの投稿を始めてから、知人・友人から「読んでるよ」と連絡などをいただきます。皆様、いつも有難うございます。

このうち高校時代の友人から共有してもらったのが、静岡県裾野市で実施される地域活性化に関連した取り組みについて書かれた記事
この中に「担い手不足はつながり不足」という分析があります。非常に共感しながら拝読しました。

地域行事への参加の需要は一定存在しそうですが、コミュニケーションが不足しているなどして、結果として担い手不足に陥ってしまっているのが、地域の現状ではないでしょうか。

ではどのようにして若い世代を中心に人材を地域活動に呼び込むことができるのか。こうした課題について皆様のご意見をお聞かせください。

次回以降も、再び医療や地域経済・振興、若者や学生などをテーマに投稿を続けていきます。あすもどうぞ宜しくお願いします。


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