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ホームと電車の間に挟まった結果ww

世は令和。21世紀――。

近年、情報技術の発展はますますその速度を増している。

皆スマホを持つのが当たり前になり、
電車内では多くの人が画面に夢中である。

AIも発達し、近未来ではAIによってなくなる仕事も多いとされる。
棋士や雀士もAIに学ぶ時代になっている。

だがそんな社会だからこそ、人の温もりや、デジタル・デトックスの重要性、なんでもない時間の大切さが語られたりもする。

時には、ボーッと過ごしてみること。
それはとても大事なことなのだ。

しかし残念ながら、
ボーッとし過ぎているせいでいろいろとやらかしている男もいる。

俺である。

どうも、ひらおです。 

すみません。
絶対に導入を間違えました。

「俺、ボーッとしがちなんだよね。てへっ」
と一言で終わる話なんですが迷走してこのような入りになりました。

まあ、気にせず続けていきたいと思います。


俺は昔から、好きなことにはのめりこむタイプだった。

一度入り込んだ際の集中力は、人並み外れたものがあったと思う。

将棋とか、読書とかね。
今は麻雀プロをやっているけれど、
やはり卓につけば相当集中していると思う。

しかし残念ながら、それ以外の時間の
ボーッと具合もちょっと人並み外れている。

特にボーっとしがちなのは、歩いているときと、電車に乗っているときだ。
常軌を逸したボーッと具合を少々ご覧いただきたい。

道を歩くとき――。

マジでボーっとしている。

目的地への行き方を頭で考えてなどいない。
体が勝手に動いて目的地へと向かう。

そんなんだから迷うのである。

ある時、歩いている途中に、学生時代の友達に偶然会って、手を振ってくれたことがある。

しかしながら俺はボーッとモードに入っていたため、
何も思わずに素通りしてしばらくそのまま進んだ。

3分後くらいにようやく脳がその出来事を処理し終わったようで、
俺に情報を送ってきた。

は!?
親友じゃん!

慌てて引き返してみたが彼の姿は見つからず、そして今日に至るまで一度も会えていない。

ごめんな。君のことを嫌いになったわけじゃないんだ。
ただ俺がおかしいだけなんだ…。

また、電車に乗るとき――。 

どちゃくそボーッとしている。

以前、病み期の話で
「寝てしまってなかなか目的地に着けない」という話を書いたが。

実は病んでいなくても
ボーッとして乗り過ごすせいでなかなか目的地に着けない。

学校や職場、対局へ向かう電車。
あるいは帰るとき。

平均すると週1くらいで乗り過ごしていると思う。
(たまに、着いてないのに降りちゃうというレアパターンもある。)

これが疲れが溜まっていたり、調子が悪かったりすると週3くらいになる。

気付くと知らない風景が広がっていて、
「ここはどこだ!?」となる。
心臓に悪いんだなぁ、これが。

一度、働くストレスが強かった時期に、

①乗り過ごす→職場に電話かける
「すみません、電車遅延しており(嘘)遅れてしまう可能性があります…」

②戻ってきた電車で乗り過ごす→電話かける
「すみませんもう動いてはいるのですが…◯◯時くらいに到着しそうです…申し訳ありません」

③降りたあと迷う

④(出勤先教室が日によって異なる職場だったが)別の教室に出勤してしまう

という4連コンボを決めてしまったこともある。
どう言い訳したか思い出せないが…。

とにかく俺はストレスがかかるとポンコツ度合いに磨きがかかってしまう。

上司の皆さん、そのへん踏まえて優しい指導をお願いします。

さて、ここまでで、
「歩くときボーッとしている」
「電車にのるときボーッとしている」

ことがわかりました。

(よく考えたら家でもボーッとしてるけどな…)

では、
「電車に乗ろうと駅を歩いているとき」はどうなるでしょうか。

当然、
アルティメットボーッとしている(?)」
ということになります。

あれは中学時代のこと。

通学のため、俺はいつもどおりボーッと歩き、電車に乗り込もうとした。

突然、景色が変わった。

おっさんに続いて乗り込んだのだが、
目の前にあるのはおっさんの顔ではなく足だった。

俺は見事に首から上だけ出した状態で、
ホームと電車の間に挟まってしまったのだ。

「だあああいじょうぶですかぁぁぁぁ!!!」

とすごい勢いで駅員さんが走ってきてくれて救出されたため、

幸いなことに大事には至らなかった。

しかし満員だったはずの電車には、
余裕で乗り込める空間ができていた。

俺はそのとき、
「人はドン引きすると体積が縮む」
ということを学んだ。

どう考えても「感謝」とか「危機感」とかを学ぶ場面だろうが!

で、俺は今思うのである。

ここまでボーッとしているなら!

集中してるときもうちょっと天才でもよかっただろ!

リターンが足りないよリターンが。

個人的には、ポンコツなのはもう諦めているので、
プラスのほうの才能に磨きがかかってくれることを祈るばかりである。


さて、今日の話もいつにも増して「下らなかった」ですね。

でも、これには理由があります。

それはね、挟まったのが
「上り列車」だったからです。

当然、くだらないわけですね!
てへ!

…。

本当に失礼しました……。

次回も読んでね!

おしまい

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