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俺って発達障害?と思って検査を受けてみた話 前編


いつかこんなことがあったらいいな。

俺の名前がもっと売れて。

このnoteーー「ひらおのちょっとキモい人生」も有名になって。

道で会ったきれいなお姉さんに突然話しかけられちゃったりして。

お姉さん「すみません。もしかしてちょっとキモい人ですか?」

俺「ちょっと違います」

…やっぱりいいや。

どうも、ひらおです。
普段は麻雀プロをしています。

今回のテーマは「発達障害」

興味がある人もない人もいると思うが、
いつも通り陽気な感じで(?)
楽しんでいただけるように書くので、ぜひ読んでいただきたい。

『俺って発達障害じゃね?』

この疑問が頭をもたげてきたのはかれこれ4年くらい前のことである。

その頃の俺は睡眠障害との戦いからおおよそ解放され、

https://note.com/hirahirakenken/n/nec79b261fa99

(詳しくはこちら↑)


保育士の資格も無事に取得し、

放課後等デイサービス
(障害を持った子どもたちの発達支援を行うところ)に転職して少し経った時期であった。

それと、結婚を見据えて彼女との同棲も始めていた。

当然、

「今までいろいろあったけれども!
貯金は全然ないけれども!

心機一転、ここからスタートライン!
頑張るぞ!」

と意気込んでいたのである。

意気込んでいたのであるが…。

これがまぁ、なかなかうまくいかなかったんですな。

圧倒的に仕事ができなかった。

「できなかった」の内訳はいろいろあるが、特に

『〇〇しながら〇〇して』

という指示ーーいわゆる『マルチタスク』が全くできなかったのである。

たとえば、子どもたちの支援をした後はPCで記録を打つのだが、

そこで上司から「保護者が来たら対応しておいて」という指示を受けたとする。

「はーい!」
とにこやかに返事して、記録を打ち続ける。

で、しばらく集中して記録を打っていると、
いつの間にか保護者の方が困り顔で座って待っている。

記録を打つのに集中し過ぎて保護者の方が来たのに気付かなかったのだ。

ヤバい!と思い、引きつった笑顔で対応し、後で上司にこってり怒られる。

上司「保護者対応してって言ったでしょ!」
俺「すみません…本当に気をつけます…」

後日、また同じような状況が訪れる。
今度は頼むよ、という感じで睨みをきかせてくる上司。

よし、気をつけるぞ。

俺は頑張って気を配りながら記録を打ち続ける。
ものすごく疲れるが仕方ない。

その甲斐あって、今度は無事に対応することができた。

褒めてほしいところだが、残念ながらまた怒られる。
記録が全然進んでいないからだ。

上司「なんでまだ終わってないの!」
俺「すみません…」

こんな感じで、女上司から詰られる日々。

(ド偏見だけど福祉関係の女性にキツい性格の人多くない?
それで新しく入ってくる優しい女性がどんどん辞めていかない?)

日に日に積もるストレス。

追い込まれてくると、今度は普段ならできることができなくなってくる。

「ただ記録を打つだけ」の時間だったとしても、
怖い女上司のほうが気になってしまったり、
気持ちの切り替えができずに進まなかったりするからだ。

仕事できない

怒られる

もっとポンコツになる

の負のスパイラルにハマった俺は、

最終的に
「人の声が遅れて聞こえてしまい、子どもとの会話にも支障をきたす」
ようになってしまい、
毎日マジで泣きながら帰っていた。

仕事嫌だな。辞めたいな。
そればかり毎日思っていた。

思っていたけれど、じゃあ辞めます、と実行できるかというと、それは別問題だった。

だってさぁ。

病んでいた期間、何年も支えてもらった彼女とようやく同棲までたどり着いて。
近く結婚も見据えていて。

お金は全然なくて。
同棲資金は彼女と割り勘だったのだけど、少し足りなくて借金するくらいで。

友達やら家族やら、周囲には
「資格取って転職して、やっと天職に巡り会えた(シャレ言ったみたいになってすまんな)」
みたいに振る舞ってしまっていて。

「辞めるわ」

って簡単に言えますか?

この社会的にも経済的にも追い込まれた状況で。

俺は言えなかった。

で、ハードな人生に毎日絶望しながら、
意地を張って仕事を続けていたわけだ。 


ところで、放課後等デイサービスに通ってくる子どもたちには、
皆例外なく「支援目標」が設定されていた。

「気持ちの切り替えができるようになる」
とか、
「全体指示を聞けるようになる」
とか。

その支援目標に沿って、
今日はこれができた、課題があったなどの記録を打つのであるが。

ある日、上司に怒られてげんなりしながら記録を打ち、
子どもたちの支援目標を見ていて思ったのだ。 

子どもたちの支援目標って、
俺の苦手なことばっかりだな。

もしかすると。

そして、家に帰って彼女に悩みを打ち明けてみた。

「変なこと言うけどさあ、俺、自分のことちょっと発達障害なんじゃないかって思うんだよね」

「そう思うよ」

彼女の反応はいともあっさりとしていた。

「私は何年も前からそう思ってたけど。
今まで気付かなかったのが不思議なくらい」

え!?
そ、そうなの!?

その出来事以来、
(俺はたぶん発達障害なんだろうな)
と思うようになったものの、

いざ検査やらなんやらをするとなると
お金もかかるしなぁ、と躊躇している間に数年が過ぎてしまった。

(職場とはいろいろあったものの、
仕事は続けながら無事結婚できたし、麻雀プロにもなれた。
詳しく書くことがあるかは未定)

しかし今年の5月ごろ、

妻から
「将来的に娘を保育園に入れるのであれば、『発達障害』って切り札があったほうがいい。
絶対にそのほうがいい」

という謎の(?)後押しを受け、

また自分としても気になっているところだったので、検査を受けてみることになった。


果たして、検査の結果は?
ひらおの運命やいかに。


後編に続く!!

(そもそも発達障害とは?
という説明をまったくしないままここまで書いてしまいました。
すみません。それも次回書きます!)


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