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楽園の先の世界
こんにちは。本日も記事を御覧いただきありがとうございます。
本日から2022年12月16日から始まる個展に出品する作品のご紹介です。
タイトル、作品の情景、作者の作品に対する想いの順で紹介しています。作品の価格と作品の大きさなどの情報は最後に記載しています。
いつもいる部屋 (岐 _∅_ 楽園の聖域)
![](https://assets.st-note.com/img/1670745216346-qmApcb4Raf.jpg?width=1200)
お部屋の中に作られた外の世界。 全ては作り物。
さみしくないように、楽しくいられるように一緒にいてくれくれる存在。
ずっとここにいる。
くゞつ(人形)をテーマに
最近の作品の印象とは違った作品が仕上がりました。
このような作品は絵を発表し初めの頃に描いていました。ちょっとシュールで作り物の世界をテーマにした作品です。その当時は人形神楽のように作り物の舞台で作り物の人形が舞うようなイメージを自分の世界観に落とし込んで描いていました。ですので、作品のタイトルも“くぐつ”など人形につけられた名称でした。
以前にもお話したように小さく妖精のような存在を描くことをひとつの方向性にしていたので、それと人形のように小さく描くことに親和性がありました。また登場する少女が作り物という事により、作品を見てくださる方々の思いや感情を受け入れてくれるような存在であってほしいという願いもありました。
![](https://assets.st-note.com/img/1670745986905-3RHzD3x8XY.jpg?width=1200)
今回なぜ改めて以前の題材を扱って新作を描いたのかというと、近頃私が作品のテーマとする楽園の世界観と重なると考えたからです。楽園というまだ見ぬ地の先の世界はどのようなものだろうと想像しながら描きました。
楽園という人にとって全くの無害な世界。そのような世界を本当に人は生きていけるのだろうか?本作には少女が登場しますが彼女も人なのか人形なのか判然としません。そこは見てくださる方それぞれが感じるままに判断していただけたらと考え、作品の余白として残しています。どうかそういう点も思考しながら楽しんでいただけたら幸いです。
いずれにせよこの少女を私の一貫したテーマである”道祖神=ずっと私達を見守ってくれている存在”として描きました。そこがどんな世界でも変わらずにいてくれる誰かがいることはただそれだけで有り難いものです。
![](https://assets.st-note.com/img/1670747050368-EMeMQqhTUy.jpg?width=1200)
この場所は子供部屋のような場所として構成しました。雲や金魚のオブジェが飾られた部屋。かつてのここにいた人々はどこへ行ってしまったのか?窓の外から部屋を覗き込むかもしか君もそんな不在の主を未だに待ち続けているのでしょうか?
最後まで読んでくださりありがとうございました。是非16日から始まる個展に足を運んで頂き実物を見た頂きたいです。
それでは引き続き作品紹介をしていきますので、次の作品も宜しくお願い致します。
【作品情報】
タイトル:いつもいる部屋 (岐 _∅_ 楽園の聖域)
サイズ:F6 号(410*318mm)
技法:パネルに油彩
価格:165,000 円(150,000 円 +税)
購入など作品に関するお問い合わせは下記画廊までお願い致します。
ギャラリーフェイストゥフェイス
◆電話
03-6875-9377
◆お問い合わせフォーム
https://www.facetoface2000.com/about-us/
◆ギャラリーサイト
https://www.facetoface2000.com/
個展『少女の夢の中で』
■2022.12.16(金)-25(日)
■12 : 00~20:00 (12月20日・21日休廊、最終日は19時終了)
■ ギャラリー・フェイス トゥ フェイス 〒167-0054 東京都杉並区松庵3-35-19 #102
![](https://assets.st-note.com/img/1670747545128-3NJ5QbrcqV.jpg?width=1200)
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