見出し画像

還る場所

記事へのアクセスありがとうございます!

8月の個展に出品する作品の紹介です。

タイトル、作品の情景、作者の作品に対する想いの順で紹介しています。

作品の価格と作品の大きさなどの情報は最後に記載しています。

目覚めの楽園への行進 (湛 _a_ いつか見た地へ向けて)

 空を飛ぶ金魚を引き連れ神様の使いとして彼岸と此岸を行き来する少女。

 還る場所(楽園、ユートピア、天国)に限りなく近いこの蓮沼も彼岸と此岸を結びつける不思議な場所。彼の地 の高原の澄んだ空気が吹き込み命の花が咲き始めた。

還る場所

 こちらの作品の景色も地元諏訪の高原です。以前にもお話した懐かしくなる場所。世界の新陳代謝の一部としての人間は世界とひとつであるということをお話しました。

世界とひとつの存在

 私たちの体もいつかは別の何かになるわけで、最終的には死という形で完全に世界に溶け込みます。たしかに個としては死にますが、その人を形作っていた構成要素はすべてこの世界に存在しているのです。
 かつて自分だった物が多く残っている、あるいは自分の構成要素がかつて存在した場所やそれに類似した場所に激しく懐かしさを刺激されるのではないでしょうか。そんな場所を私は“還る場所”と呼んでいます。そして、それが天国みたいな感覚を引き起こすのではないのかなと思うのです。

 本作ではそういう感覚に加えて、極楽浄土を連想される蓮華も描いています。私の感じる懐かしい場所と合わせて世界と溶け合う地点をイメージしています。


【作品情報】

タイトル:目覚めの楽園への行進 (湛 _a_ いつか見た地へ向けて)
サイズ:S8 号(455*455mm)
技法:パネルに油彩
価格:250,000 円 ( 税別

作品の購入に関しては私、もしくはGallery MUMONへお問い合わせ下さい。 

GALLERY MUMON
〒104-0061
東京都中央区銀座 4-13-3
TEL:03-6226-2555
web:https://mumon.artcafe.co.jp/

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?