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浮遊するシニフィアン
こんにちは。本日も記事を御覧いただきありがとうございます。
2022年12月16日から始まる個展に出品する作品のご紹介です。
タイトル、作品の情景、作者の作品に対する想いの順で紹介しています。作品の価格と作品の大きさなどの情報は最後に記載しています。
舞い上がる螺旋の流れ (湛 _a_ 生命の源での変容)
![](https://assets.st-note.com/img/1670787986272-wXTTEi5BOL.jpg?width=1200)
蓮の葉は赤い花へと変わり少女の周りをくるくると回る。回っているうちに白い蝶になる。
蓮の葉の池より滾々(こんこん)と湧く生命の流れは螺旋を描き外の世界へと飛び立ってゆく。
変容する命の形
少女の下の水源から世界を満たす生命力が溢れ出るイメージの作品です。少女にまとわりつくようにくるくると旋回しながらこのエネルギーは上へ上へと上りやがて外の世界(私達の世界や他のあらゆる世界)に溢れ出し、新たな生命の誕生を促し、世界を潤します。
![](https://assets.st-note.com/img/1670789469301-bFg1sWME0E.jpg?width=1200)
ありのままの形を求めて
以前の作品紹介記事で泳ぐシニフィアン(下記記事参照ください)のお話をしましたが、本作も同様に登場するモチーフの姿自体に意味はなく、その形が作る流れやフォルムによって空間の意味が立ち上がってくるようなイメージです。
恣意的に決められた意味によるのではなく対象が存在するそのままを
認識しようとする行為がここにはあります。これはなかなか難しいものです。人はどうしても何かを見るとその名前や意味で捉えてしまう。その先入観とも言える凝り固まったイメージを脱してより柔軟で心地の良い形を追い求めていきたいです。
![](https://assets.st-note.com/img/1670789598972-QN8v7OSV6E.jpg?width=1200)
そして、こっそりと泳ぐ魚と蟹もみつけてあげてください。海のない山に囲まれた諏訪で生まれ育った私にとって淡水魚やサワガニは澄んだ水の象徴といえます。綺麗な水に潜む彼らは未知の世界の住人でありこの世界との媒介者でもあるのです。
最後まで読んでくださりありがとうございました。是非16日から始まる個展に足を運んで頂き過去作とも見比べながら実物を見た頂きたいです。
それでは引き続き作品紹介をしていきますので、次の作品も宜しくお願い致します。
【作品情報】
タイトル:舞い上がる螺旋の流れ (湛 _a_ 生命の源での変容)
サイズ:M12 号(606*410mm)
技法:パネルに油彩
価格:330,000 円(300,000 円 + 税)
購入など作品に関するお問い合わせは下記画廊までお願い致します。
ギャラリーフェイストゥフェイス
◆電話
03-6875-9377
◆お問い合わせフォーム
https://www.facetoface2000.com/about-us/
◆ギャラリーサイト
https://www.facetoface2000.com/
個展『少女の夢の中で』
■2022.12.16(金)-25(日)
■12 : 00~20:00 (12月20日・21日休廊、最終日は19時終了)
■ ギャラリー・フェイス トゥ フェイス 〒167-0054 東京都杉並区松庵3-35-19 #102
![](https://assets.st-note.com/img/1670787821393-isaquTxzQm.jpg?width=1200)
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