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マリノスには負けたくねぇんだ

「僕は横浜F・マリノスが嫌いです」
こう言い切れない、そんな感情がある。

いよいよ今週末、11/30にJリーグのクライマックス 
川崎フロンターレ VS 横浜F・マリノスの試合が開催されます。
神奈川ダービーであるこの試合には、マリノスの優勝がかかっていて…
フロサポである僕としては、勿論マリノスの優勝なんか見たくない訳です。

川崎と横浜

川崎と横浜、隣接した市でありながらその性格は全く違います。
横浜は神奈川のリーダー、日本が誇る港町としてデカイ顔をしている街で
出身を聞かれた時も、県では答えず「横浜です」と答える人が多数な訳です。
別に批判してる訳じゃないですよ!!
おそらく小さい頃から、横浜は日本一の港町で、なんでもあって、日本三大都市は”東京・大阪・横浜”って教えられてるからきっと…

そう、横浜はプライドが高い

一方で川崎は…
政令指定都市でありながら、工場・治安が悪い・風俗とか負のイメージが強くて…
プロスポーツチームは大洋・ロッテ・ヴェルディと3チームも逃げ出すし…
地理的にも横浜と東京に挟まれて、なんとも言えない肩狭さを感じて。
出身を聞かれても「神奈川ですぅ」と言うのが我々川崎市民。
※出身を東京と言う時もある
※日本屈指の工業地帯もあるから、工業生産額とかは上位なはず

そう、川崎には誇れるものが少なかった

そんな川崎に生まれたのが、我らが川崎フロンターレ

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”強くてカッコいい川崎”

今までになかったポジティブなイメージを、川崎フロンターレと言うチームは象徴して戦ってくれているのです。
横浜と東京に挟まれて肩身の狭かった川崎市民にとっても、この2大都市に負けず劣らず誇れるものが”川崎フロンターレ”なんです。 

川崎F vs 横浜FM

川崎フロンターレと横浜F・マリノス。
この2クラブのサポーターが会うとき、必ず言われた言葉が…

「ウチ(横浜FM)とお前ら(川崎F)じゃ歴史も格も違う」
(2017年まで)「何を言ったって川崎は無冠」
「スタジアムから街から、規模感が違う。別にライバルって感じじゃないだろ」


という言葉。

確かに?
岡田監督時代の完全優勝は特に印象深いし、木村和司さんはじめ、水沼貴史さん、中村俊輔選手、松田直樹選手…日本を代表する名選手を輩出しているし。

けれども…だ!

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上の画像のように…!
この2チームが同一カテゴリで戦った、18シーズン!(うち2期制は3年間)

アレ…川崎の方が順位上の回数多くない…?

そうなんですよ。特に2005年以降。
横浜F・マリノスさんが最後にリーグ優勝した翌年から、ほとんどのシーズンで川崎フロンターレの方が上位なんですよね。

「え?格ってなんですか?」
「強いものが勝つんじゃなくて、勝ったものが強いのが勝負の世界では??」

とまあ煽りたくもなるんですよ。
今シーズンは久々に横浜が上回るシーズン。
だからと言って一筋縄にいかせたくないのは、こういう遺恨があるからなんです。

※筆者は川崎出身ながら、横浜で中高大を過ごした為にこのように捻くれました。

過去の名勝負

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この2チームといえば、名勝負はいくつかあります。

例えば↑は2013年Jリーグの最終節。
マリノスはフロンターレに勝てば優勝が決まるという大一番。
しかしフロンターレはマリノスを等々力で破り、無残にもマリノス優勝の夢は潰える…

正直ね、この俊輔のorz。フロサポとしてはもう胸がすくような思いでしたよ。
散々格が違うマウントをとってきたマリサポさんの夢を打ち砕く、性格悪いかもしれんけど最高でした。

※筆者は川崎出身ながら、横浜で中高大を過ごし、マリサポからの虐げを受けた為に捻くれました。

そしてもう一つ

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あれ、DFの松田直樹選手がなんでGKに…??

これは2007年のナビスコカップ準決勝。
マリノスGKの榎本哲也が交代枠を使い切った状態で退場。
フロンターレがリードしていたこともあり、マリノスはGK松田直樹も果敢に上がる。

なんならDFラインに入り込んで、一緒にビルドアップをしたり…
それを見た当時の日本代表監督・オシム氏は

「未来のGKの姿はあのような姿かもしれない」

と仰ってました。
目下、オシム氏の言う通りに向かっている気がする。
やっぱりすげぇぜ!イビチャ・オシム!

とは言いつつも…

とまあ…ここまで横浜F・マリノスさんにああだこうだ言ってきましたが。

「嫌い!」と言い切れない理由がいろいろあって…

①まずサポーターがいい人

なんだかんだ言って、マリノスサポの皆様にはお世話になりまくりなんですよね…

特にこのお二人には頭が上がらない…お仕事だったり、大変な時に支えてくださったりと…諸々とお世話になりまくってます。

他にもマリノスサポーターの方が優しいお声をかけてくださったり…

マリノスサポーターの皆様!いつもありがとうございます!
※本心です

②母校がお世話になりまくってる

僕の母校、横浜国立大学のサッカー場をこうも綺麗にしてくださったのは紛れもない

横浜F・マリノス様です…

これは本当にありがたくて、後輩たちもサッカーに集中できる環境が整ってきて、色々と活動に意欲的になっているようで…

ありがとうございます!!!!!

③横浜の町が好き

途中でも話したように、中高大の10年間を横浜で過ごした私…

青春=横浜

になっちゃってるんですよね。勿論、魂は横浜には売ってませんよ…?

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みなとみらい、ベイクォーター、今は亡きマリノスタウン、森林公園、浜虎…

全てが私の青春なわけです。
そして勿論日産スタジアムも。

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マリサポの友人に何回も連れて行かれたし、クラブワールドカップの試合も見に行ったし、日本代表の試合も見に行ったし、小机フィールドやフットボールパークでサッカーしたし、バイトもしたし、新横浜駅でバイトもしてたし…

横浜をきらいになれるわけないじゃん!!

結論

と言うわけで、後半はほとんど思い出話でしたが…

話を総合すると、横浜F・マリノスさんを嫌いにはなれないということ。

ただ、負けたくねぇ


2019年11月30日、我らが川崎フロンターレが、横浜F・マリノスの鼻っ柱を叩き折ってくれることを祈って!!!

いざ!等々力へ!

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