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69. 日本語ではなぜ愛していると言えないのか

日本生まれ、アメリカ育ちの日系アメリカ人の生徒さんSさんと
「愛している」を、両親から言われたことがない話題になりました。

一体、日本人はいつ「愛している」というのか。歌や物語やドラマや映画以外で。

みなさん、最後に「愛している」といつ言いましたか?
私は思い出せません。

Aさんの両親は日本育ちのアメリカ人。両親の第一言語は日本語です。
両親から「愛している」を言われた経験がなく、英語を話すお父さんから「I  love you」と一度言われたことがあるくらいだそうで。

彼女はフィアンセには毎日「I love you」というけども、日本語では絶対彼に対しても「愛している」と言えないそう。ちなみに彼女の母語は日本語で、生活言語と学習言語は英語です。第3言語のスペイン語で「Te quiero」は更に言いやすいそう。

友達同士でも、「愛している」と言った記憶がなく、
では日本人はどうやって友達や家族に「愛」を伝えるの?と言われて、改めて考えました。

そして、自分が書いたものをAIにまとめてもらいました。
そちらがこちら。


日本人の文化において、「愛している」という言葉はあまり直接的に表現されることが少ないと言われてるけど、それでも、愛情や思いやりを伝える方法はもちろん、あります。

たとえば、

  1. 行動で表現する: 日本の文化では、愛情や思いやりを行動で示すことが一般的です。例えば、家族や友人のために料理を作ったり、手紙やメモを残したり、助け合ったりすることで、愛情を示すことがあります。

  2. 目で伝える: 日本人はしばしば目や表情で感情を表現します。愛情や思いやりを感じたとき、微笑んだり、相手の目を見たりすることで、その気持ちを伝えることがあります。

  3. 間接的な言葉や表現: 直接的な言葉ではなく、間接的な言葉や表現を使って愛情を示すこともあります。例えば、「大好き」という言葉や、「ありがとう」という言葉を使うことで、愛情を伝えることがあります。

  4. 共有する経験や時間: 愛情を伝える一つの方法として、共有する経験や時間を大切にすることがあります。家族や友人と一緒に過ごす時間を大切にし、思い出を作ることで、愛情を表現することがあります。


日本はハイコンテクスト(high context) 文化、つまり言葉以外の文脈や表情や声のトーン、身振り手振りで伝達するコミュニケーションスタイルですが、「愛」を伝えるのにも、相手側に自分の気持ちを察してもらわないといけないんて。笑

言葉だけでは足りなくて、行動も伴って欲しいけども、でも「言葉」と「行動」で伝えてもらうのが一番なのかも。

それにしても、第二言語、母語じゃない言語の方が言いやすい言葉ってありますよね。

私もI love youの方が言いやすい。第3言語の韓国語も言いやすい。
元カレ(アメリカ人)からI love youと言われるのと、日本語で「愛している」と言われるのでは、自分の心の反応が全く違ったのをついでに思い出しました。

母語でいう「愛している」というシンプルな言葉の重さ問題。また、いろんな人にインタビューしてみようと思います。





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