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119: すし詰め状態
今日から新しい1週間。1週間休んでいたので、レッスンがぎっしり詰まっている1週間です。先生、旅行どうだった?とか、もしかしたらバケーションだったんですか?など、スモールトークは旅行の話題が中心でした。
今日のスケジュールを見てたら、「すし詰め状態だな」と思ったのですが、思えばこの「すし詰め」という言葉、滅多に使わないけど、ふとした時に使うので、頻度は少ないけども私の使用語彙の中にしっかり入っているのです。
この言葉、おもしろいと思うし、「すし」を使うのでおそらく日本語にしかない表現だと思います。
すし詰めの意味を改めて調べてみました。
すし‐づめ【鮨詰】名詞
① 鮨を箱などに詰めること。また、その鮨。
② 多くの人や物が、少しのすきまもなく、ぎっしりはいっていること。入れ物にびっしりつまっていること。
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![](https://assets.st-note.com/img/1713174524304-PtpwiaIVtN.png?width=1200)
そこで、どうしてすしはぎゅうぎゅうに詰めなければならないのだろう?と疑問が湧きました。私が時々買うスーパーのすしはぎゅうぎゅうに詰まってなく、隙間だらけなのに。
ついでにChat GPTにも聞いてみました。
寿司を隙間なくぎゅうぎゅうに詰める理由はいくつかあります。まず、隙間がないほど、寿司が外部の空気と触れ合う面積が少なくなります。これにより、寿司の鮮度や風味を保つことができます。また、隙間がないと、寿司が崩れる可能性が低くなります。寿司を詰めるときに、ぎゅうぎゅうに詰めることで、寿司が形を保ち、見栄えも良くなります。最後に、食べるときにも、ぎゅうぎゅうに詰められた寿司は、食べやすく、箸や手で持ちやすくなります。
ぎゅうぎゅうに詰めるのには訳があるんですね。鮮度を保つためか。崩れる可能性が低くなるのも、確かにそうですね。
1980年代生まれの私としては、すし詰の鮨はこんなイメージ。
![](https://assets.st-note.com/img/1713182759748-dZGGiVHNmk.jpg)
酔っ払った会社帰りのお父さんが家族にお土産として買ってくる鮨。ぎゅうぎゅうに詰まっているすし詰の鮨じゃないと、帰る頃には大惨事になってそうですもんね。スーパーじゃないところで買ってるんだろうな。
昭和にはこんなお父さん、いたのでしょうか。うちの父はサラリーマンではなく自営業なのでで、こんな父の姿は見たことないし、すし詰を買ってきてもらった記憶がありません。
他の言語で、すし詰状態はなんと言うの?
今日の最後のレッスンは、上級レベルの韓国人の生徒さんでした。
会話の流れで、「すし詰状態」を紹介したら、韓国語にもにたような慣用句があるそう。
でも、鮨ではなく、豆もやしを使った表現だそうです!
콩나물 시루 갇따
콩나물 시루は豆もやしが入った壺のことだと説明してくれました。
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ちなみに、英語では " be packed like sardines" だそうです。" be crammed"もありますよね。cramの方は詰め込んでいるイメージが湧きますが、sardine、イワシの缶詰は日本人としてイメージがわかなかったなぁ。
![](https://assets.st-note.com/img/1713183807404-XAH3vhvU69.png?width=1200)
同じイメージだけど、国や文化や言語が違えば、違う食べ物やものを使って表現するのは、本当におもしろいです。
日本人としては満員電車を見ても、この豆もやしの壺やイワシの缶詰は頭の中には浮かばないと思います・・・!
これも、言語や国や文化によって、いろいろな表現があるんだろうな。
言語って本当におもしろいと思った月曜日でした。
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