【じーじは見た！】前編：GX2040リーダーズパネルを見てみた！

2024年8月6日 05:43

心はＺ世代！身体は還暦過ぎた昭和人！Ｚ世代応援団のじーじです⁉️

さて、先日この記事👇の中でGX実行会議は経産省と環境省が互いに協力していい感じで進んでいると書きました。

ところが、日銀の利上げから円高が加速して株価も全面安という状況です。ここは、株価変動に一喜一憂しないで、日本国内で投資する機運だけは維持していきたいところです。

さて、今日はGX実行会議の枠内で開催された「GX2040リーダーズパネル」から有識者の意見を見てみることにしましょう。

1️⃣ IMD Michael Wade氏

この方は、TONOMUSデジタル＆AIトランスフォーメーション・センターの所長さんです。

レクチャーしてくれたのは、GX（グリーントランスフォーメーション）とDX（デジタルトランスフォーメーション）の成熟度と連動して企業を評価する視点です。その視点で企業を評価すると、DXに優れていて企業の持続可能性（サステナビリティ）にも優れた企業が見えてくるといった内容でした。

日本の企業の名前がないのでイメージしづらいかもしれませんが、右上の象限に位置付けられている「DX成熟度」も「サステナビリティ成熟度」も高い企業にはマイクロソフトやキャンベルの名前があり、左下にはGEの名前があります。

さて、そのDX習熟度も高くてサステナビリティ習熟度も高いマイクロソフトの発表資料がありますから眺めてみましょう。

発表者のメラニー・ナカガワ氏は、CSO（最高サステナビリティ責任者）という肩書を持ち、ボビー・ホリス氏はエネルギー担当の副社長のようです。

マイクロソフトは、IMDの評価で右上の象限に位置付けられるDXとGXが連動する取り組みをしてきている代表的なサステネビリティ企業です。

GAFAM全般に言えることですが、マイクロソフトはデジタル×グリーンを経営戦略にして社会課題に先頭となって取り組んでいる企業と言えます。

いくつか資料を抜粋してみましょう。

AIでCO2排出削減に貢献するとデータセンターでの電力消費が増えていきます。つまりマイクロソフトは大口の電力消費者になっていく未来に対して自らが積極的に対策していかないといけないと考えている訳です。

だからこそカーボンフリーエネルギーのサプライチェーンを築くために自らインフラ投資を行い、エネルギー関連のイノベーターとして関連分野への投資を行ってきているのです。つまり未来への種まき投資です。偉いね！

さて、日本のAI界の第一人者は、何と言っても東大の松尾先生でしょう。
ご本人は、色々な場でデジタル競争は完全にGAFAMに負けてしまったのでAIではフォロワーに徹して、戦略で負けないようにしていきたいと言われてきました。

松尾先生は、政府の「AI戦略会議」の座長もされています。
現在の日本の立ち位置についてコメントされている動画を貼り付けておきますので、よろしければ下記URLから動画を数分見てください👇

松尾先生が示した資料も見ておきましょう。

AIに必要なデータセンターを増やせば、電力需要は増えるのです。その見通しはマイクロソフトと同じです。

その電力をクリーンでグリーンなものにするデータセンターの省エネや脱炭素で日本は世界に先行する投資は、日本の未来の糧になる投資です。でも、選挙の票が欲しくて「原発」に言及できないような今の政治家では駄目でしょうね。

動画に登場してくる平さんのような国会議員が野党からも出てこないことには、時代遅れの利権にしがみつく政治家ばかりで松尾先生の描く戦略への投資を盛り上げることはできません。いつもの「Too Small　Too Late」、TSTL支援では駄目なんですよ。

政治家は、立法という力を持っているのですから、民間企業の投資を誘発する制度設計をお願いしたいものです。

後半は、サンモニのコメンテーターでも有名な寺島実郎さん他有識者の方々の意見を「GX投資の未来」という文脈で見ていくことにしましょう。

頑張れＺ世代！

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