見出し画像

【夏の一コマ】夏の終わりの味噌づくり

南半球に住む私は、只今春のお便りを続々と受け取り中。夏の一コマといつテーマでこれから毎日書いていこうかな〜と思い、今日は去年の夏の終わりに祖母と一緒に過ごした日の写真をもとにキーボードを打つ。

毎年、夏の終わりになると母方の祖母が味噌づくりをする。94歳の彼女が若い頃から家族や友人、ご近所さんの分と毎年欠かすことなく作り続けているお味噌。もちろん、私も彼女のお味噌で育ってきた。

以前は彼女の友人たちが家に集まって作っていたようだけれど、今ではひとりで作るように。彼女の娘である私の母は県外に嫁ぎ、仕事でタイミングが合わず等といった理由で一緒に作る機会がなかなか無く、また、叔母たちも同じく参加の機会を逃していたみたい。

祖母が元気に味噌作りしている間、出来るだけ彼女を手伝いながら祖母流の作り方を学びたい!という思いが強くなり、2019年から毎年一緒に作っている。といっても、コロナで日本に帰国出来なかった2020年と2021年は泣く泣くスキップせざるを得なかったのだけれど。

麦麹用に麦を蒸しているところ

祖母は麹菌が暑さで駄目になってしまわないように夏の終わり、秋口の気候が涼しくなる時期を選ぶ。この写真は私が祖母と初めて味噌作りをした時のもので、後ろ姿をフィルムカメラでパシャっと。年季の入った道具を使う彼女を見ていると、この道具たちと一緒に毎日食べていたお味噌を作ってくれていたんだな〜と愛おしくなる。

今年は9月の末に一時帰国をして祖母と私、それから去年退職した母も参加して味噌づくりをすることに。今回の”みそつき(祖母は味噌づくりをこう呼ぶ)” には妊婦さんの仲良し従姉妹に叔母たちも参加できるのでは?!とちょっぴりスペシャルな年になりそうで、帰国が待ち遠しい私です。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?