見出し画像

【夏の一コマ】祖母の畑と味噌炒め

お昼ごはんは祖母の畑で収穫したナスとピーマンがメイン。祖母の畑は、一応彼女が一人でお世話できるくらいの大きさではあるのだろうけれど、割と大きくてオドロク。ナスにピーマン、里芋、じゃがいも、きゅうりに唐辛子となんだか盛りだくさん。

さて、メインディッシュのナスとピーマンは油で炒めて祖母お手製の味噌で味付け。途中祖母に火を見ててと頼まれつつ味を見る。ちょっぴり味濃いめかしらん?と思い祖母に問うと「酒かみりんば入れて〜。水で薄めたらあかんばい」と、かつて祖母の妹夫婦が経営する居酒屋さんで腕を鳴らしていた彼女がいうんだもん、そりゃそうするさ。

コンロの位置がだいぶ高く見えるけれども
小柄な祖母故そう写る。


シャキッと味噌炒めが冷めないうちに、祖母と向かい合っていただきます。お品書きは、はとこ一家が育てた白米に朝取れ野菜の味噌炒め、祖母お手製の納豆麹に朝の残りのお味噌汁。ザ日本食のオールスターが食卓に。オーストラリアではこんな贅沢出来ない故、おいしさ噛み締めながらお腹いっぱい食べてしあわせに包まれてごちそうさま。

お昼ごはんそれぞれのお皿に祖母の家の周りで育ったものや手作りされたものが含まれていて、まさにド地産ド地消。祖母にしてみればどれもこれも何でもない日常なのだろうけれど、私にとってはそのどれもが「こうありたい」像で、味噌づくりのお手伝いという名の生き方学習でもしているような感覚。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?