【ベトナムひとり旅 2024】旅行日記はごはん日記
翌月曜日、日本領事館が開く前にしっかり目覚ましってことで毎度お世話になっているカフェで朝のコーヒー。
領事館まではGrabバイクで15分位だったかな。領事館に着いたらパスポートを提示して、簡易な手荷物チェック。スマートフォンの電源はオフにして入管、厳しい! オーストラリアの領事館では身分証を提示するだけなので国によって違うみたい。学び。
領事館での模様は別記事を読んでもらうことにして。
それからカフェに戻り報告会。結果はどうあれ一段落ついたところでお腹がぐ〜。カフェの周りでごはん屋さんをと思ってぶらぶら。あちこちにストリートヌードル的なものは沢山あるのだけれど、なんだかお店で座って食べたくて。
蒸し暑さが背中を押して気分は極軽ごはん。生春巻きにベトナムサラダ。ベトナム料理の何が醍醐味かって、食器の可愛さ。使い方も少し独特で、席に着く前からセッティングしてあった小さいプレートに逆さになったお茶碗セット、可愛くてついつい写真撮影が長引く。
青い食器に緑のグラス、バナナの葉にって清涼感爆発な演出がいい感じ。夏ごはんの参考にしたい。
夕方友人Tuyen と合流し、一昨日と同様夕暮れ散歩。夕焼け空に浮かぶ凧はやっぱり印象的。
それから晩ごはんはTuyen, Vietと一緒に彼ら行きつけの鴨料理専門店へ。だだっ広〜い空間で壁無しスタイル故、海から吹いてくる風が気持ち良い。昼間は蒸し暑いホーチミン、外になんて出てらんないけれど夜は一変、過ごしやすい。
まずは乾杯の生ビール! ベトナムの生ビールは、この牛乳でも入っていそうなブリキのボトルが定番とのこと。ちなみにハノイ産。蓋をポンと開けて、新鮮なビールを氷の入ったグラスに注ぐ。このちょっと古ぼけたようなボトルが可愛くて持ち帰り可能か確認したところ…。
お持ち帰り不可との事で、ちょっぴり落胆。
それから気を取り直して箸を握る。まずはこの具無しヌードル。全然具、入ってないじゃん!って店員さんに向かって前のめりになりそうだけれども、これが完成形。どうやって味や風味を加えているのか全然分からなかったんだけれど、この旅のハイライト食と言っても過言ではないほど美味しかった!
からの、ふたりに試してみ?って差し出されたこのスープ。お椀の中に半月の如く浮かぶ物体を2人の視線を熱く感じながら恐る恐るちょこんと齧ってみる。と齧った瞬間、その食感とコリアンダーとのミスマッチな風味が受け入れられずダメだわ、と思わず苦笑い。この食材、鴨の血液を固めたものらしく、寒天のようにブリン!とした食感だったような。なにしろちょこっとしか齧ってない故、記憶も定かでは無くて。
中央のお皿には鴨肉の炒めもので、ニンニクが効いていてビールとの相性百点満点、お箸が進んで仕方ない。
お腹いっぱい、帰りはTuyenの運転するバイクの後ろに跨って海の横をしばしドライブ。家に帰ってからも、ベトナム最後の夜ってことで彼女のお気に入りブランデー片手にひたすらおしゃべりしてた。
今回の旅が楽しいものに一変したのは言うまでもなく彼女と彼女のパートナーの助けがあったからこそ。
感謝に尽きる。