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シンガポール 子供の教育 お金 VS 期待

海外の教育費は高い、高すぎる。(サラリーマンには)

今は海外(SG)駐在中でせっかくの機会なので上の子はインター小学校、下の子はローカル保育園に通学。日本人駐在員の給与だとインターの学費はかなりの負担。駐在員で私達家族のように悩む方もいらっしゃると思いますので少しでもご参考になれば。

教育関連費用

ざっくりとイメージですが、インター小学校の年間学費は約200−400万円、これに通学バス代年間20−30万円(自宅ー学校の距離による)。さらに習い事(英会話、新体操、公文、日本語補習校など)で年間約80万円で、うちの場合、合計約400万円弱かかります。。その内、会社からの補助(学費の約20%)を差し引いて、教育関連費で年間約300万円の投資(自己負担)😂 ちなみにSGでは、ローカル小、中、高学校は駐在員家庭からの入学/編入学のハードルは高く、恐らく90%の駐在員は日本人学校かインター校の二択だと思います。

下の子はローカル保育園で授業料が約180万円(約15万円/月)でこちらは全額会社負担(メチャ助かる🤗)。保育園、幼稚園は小学校などと異なり誰でも入園できます。そのため、クラスメイトは多人種、多文化。→下の子が一番現地にどっぷり。

赴任前の日本では、残念ながらインターに子供を入れるという選択肢はなかったけど、今はシンガポールにいるし、会社から学費20%の補助も出るし(日本だとでない)、日本人学校(ほぼ行くことが決定していたがちゃぶ台返し)と悩みに悩んだ結果、上の子はインターに入れることにしました。

"どうせ数年で日本に帰るでしょ、だから日本人学校" → "どうせ数年で日本に帰るでしょ、だったらインター" と発想の転換が急に起き、そこから慌ただしく学校見学やオンライン説明会に参加。

一足先に父親がシンガポール入りし学校見学。校内をビデオ中継で日本にいる子供や妻に紹介し、子供も楽しそう!となり決定。上の子は全く嫌がらずインターへ😊これには両親ビックリ!嫌がられたらどうしようと思ったのは杞憂でした。

私達はコロナ下だったので4、5校ほど見学へ行き学校の規模、雰囲気、自宅からの距離、そして子供の意見を聞き最終的に決めました。

お金 VS  期待 

インターで子供が伸びれば良いなぁと期待すること 

学費諸々は将来への投資と考えています。私たち夫婦は健康で、自立して生きていけるよう子供に準備して欲しいと考えています。世界の潮流を感じ、その中で自分がやりたい事を見つけてくれると良いなぁと思ってます。

インターを通じて学びの面で期待することは、

1.多種多様な人種、文化、考え方があることを学ぶ (日本の考えが全てでない)

言葉で言うのは簡単ですが実際に色々な友達と触れることで培えることだと思います。子供にはこれを体感してほしい。外に触れるから日本の良さが再認識できるので色んな側面から物事を見れる人になってほしい。

2. 自分の良いところを見つけて磨いてほしい

インターは良くも悪くも自分の考えを否定されることは少ないと思います。極端な話、変なことを言っても「そういう考え方もあるんだ」「○○さんはそう言う風に考えるんだね」と言う風に受けとめられる。語学のハードルがあるので自分の意見を言えるまでが大変だと思いますがこれを乗り越えたら自信を持って色々なことに取り組めると期待。物事の概念を教えてくれるため、生徒がじっくり考える機会も多いと思います。

3.英語でのコミュニケーションに自信をつけ、海外の友達と仲良く遊べるようになってほしい

海外の友達とも一緒に一所懸命遊び、日常会話、プレゼンテーション、授業での発言など躊躇なく自分の考えを発言できる人になってほしいです。通学開始して約2年ですが、娘は韓国とオーストラリア(もちろん日本人のクラスメイトも)とプライベートでも約束して遊び始めてる。下の子はマブダチがオーストラリアの子。帰国後は英語を忘れてしまってもこれらの経験が彼らの人生の糧になることを願う。

日本語の勉強について

多くの方が、そうは言っても小学校高学年までは母国語の教育が大切でしょ、と考えていると思いますし、私達も悩みました。ですので専門家やアドバイザーの意見も伺いました。その結果、母国語の取得を小学校5年生程度までに実施することは母国語定着には大事であることは疑いようがなさそうです。

一方でシンガポールには日本語の補習校、継承学校、学習塾などインターやローカルに通う子供向けに日本語を学ぶ環境が整っております。うちの子は週1回3時間(昼ご飯含む)継承学校へ行っており国語の勉強、さらに日系学習塾に行って日本語学習を補ってます。これらの送迎に親の負担は増えますが日本語を学ぶ環境は良いと思います。シンガポールは環境に恵まれており日本人が多く、日本人学校へ行かずとも日本語を学べる環境が整っている。

子供の夢を支援する

私は日本生まれ、日本育ちでグローバルの環境で働いていて、言葉の壁や考え方の違いなど苦労してます。正解は無いと思いますし子供1人1人キャラクターが違うので、その子に合った学校選びをするべきであることは言うまででもありません。親としてできることは、多少金額はかかりますが親の先入観で子供の選択肢を狭め過ぎないことが重要なのかなと思います。
子供が夢を叶えられるよう支援をしたい。皆さんも親の立場で考えることは一緒だと思います。一緒に悩みながら頑張っていきましょう。


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