【ちょっとだけ元気を出したいあなたへ】挨拶が変えた憂鬱な月曜日
週末明けの月曜日
燦燦と降り注ぐ太陽の中
今日も最寄りの駅に向けて
自転車を漕ぐ
いつもと変わらない道なのに
自転車のペダルが重く感じた
「今日は休み明けの月曜日だもんな。」
そんなことを思っていると
私の耳に大きな声が聞こえた
「おはようございます!」
ふと目を向けると
そこにいたのは
小学校の先生だった
短い髪で
黒に赤ラインの
ジャージ姿
「多分、体育の先生かな。」
そんなことを考えながら
私も元気に
挨拶を返した
「おはようございます!」
そのとき重かったペダルが
少しだけ軽くなったのを感じた
・
・
・
週末明けの月曜日は
いつも思う
何で私は仕事に
行くんだろう
お金のため?
将来のため?
それとも自分のため?
答えがでないのは
いつも一緒
ただ今日は少しだけ
違った
黒に
赤ラインの
ジャージのお兄さん
心のこもった元気な
「おはようございます!」
きっと
この人は仕事を
楽しんでいるんだろう
そんなことを考えていると
少しだけ気持ちが明るくなった
元気な挨拶が変えてくれた
憂鬱な月曜日
「挨拶を大切にしよう」
そんなことを思いながら
今日も自転車を
漕いで駅に向かっていく