偶然の確率

占いが好きだ

まやかしと言われようと
どうとでも取れるように
書いていると言われても
いつからか占いが好きだ

自分でカードを持っていたこともある
訳あって今は手放してしまったけれど
もやもやしたときに取り出してきては
いろんな質問を頭に浮かべては引いた

何枚も何十枚もある中から選び出されるカードだから
ただの偶然からだとしても確率を考えると素敵なこと
どうしようもない状況なら何かに任せて動いてみても
目先が変わっていいかもと少し心を緩める手段だった

つまりは行き詰ったとき
気休めだとしても求める
偶然の確率から導かれる
思いもしなかったような
可能性のような広がりを

嘘でもまやかしでも
停滞から抜け出せて
動く何かがあるなら
それはそれでたぶん

とりあえず占いが好きだ
見せてくる新たな何かが