日置湊/散文します。

ひおきみなとです。散文します。2023/4/11~ 365日連続投稿達成、いったんお休み中。 自己紹介→https://note.com/hioki_minato/n/n10ad36576c2c

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ひおきみなとです。散文します。2023/4/11~ 365日連続投稿達成、いったんお休み中。 自己紹介→https://note.com/hioki_minato/n/n10ad36576c2c

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【365日続きました。】

365日、連続投稿することができました。 正確には今日の投稿で366日連続投稿です。 見に来てくださった皆様、スキしてくださった皆様、本当にありがとうございます。 散文したのは。当初はnoteへの投稿に対してそこまで意気込んでいなかったと思いますが、「継続して何かをやりたい」とは考えていました。加えて、病気療養のため仕事をしておらず、自身の体調やコロナ禍もあって社会との接触が著しく減っており、外へ何か発信したいという気持ちもありました。 以前「spoon」というコンテンツで

    • もう出会っているかもしれないし これから出会うのかもしれないし たったひとりなのかもしれないし ひとりとは限らないかもしれない 穏やかで安定したものばかりじゃなく ときには距離が開くことだってあって 分かり合えないことや受け入れられないことが どうしても納得できずに積み重なったりもして だけどきっと 大切で愛おしく慈しむ誰かに思うことは いつも同じところに収束する いまでもそう思っているから いつでもそう思っているから あなたには安心していて欲しい もしかしたらわたしが

      • 春夏秋冬

        春は生まれた季節 桜は好きよ 咲き方も散り方も ふわふわした空気も嫌じゃないわ 春だもの もっとうかれてたいわ 夏は難しい問題 全て鮮やか 明るさも眩しさも 体は放熱できなくて困っているわ 夏だもの もっとあそんでいたいわ 秋はただ切なくなる 去っていくから 夕暮れと紅葉で しんみりした空気に負けてしまうわ 秋だもの もっとしっとりすごそう 冬はあたためて 心にふれて 雪はひらひらするくらいで 凛とした空気は背すじがのびる 冬だもの もっとくっついていよう 春夏秋冬く

        • フィクション

          ノンフィクションを基にした フィクションを書いたりする 起きた事実をただ事実として 見つめるために言葉にしたり 内外の衝撃で心揺らいだとき 落ち着くために言葉にしたり 経験してきたさまざまのこと 振り返るために言葉にしたり 愛しく思い出すこともある 苦さを更新することもある 笑顔がこぼれることもある 涙を流しつつのこともある 言葉にできないこともある 以前から長い物語を書いていて それはわたしの経験にも基づく わたしがわたしを振り返るため 書くことで心を整理するための

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        • 【ご挨拶】
          7本
        • 真実
          45本
        • コトバタラズ
          46本
        • 最後から二番目の恋
          47本
        • 病に至る家
          45本
        • 花かんむり/それだけの話
          44本

        記事

          いくつになっても

          おとなびた雰囲気があったのか それともただ地味だったからか いつもずいぶん年上に見られて 奥さん呼ばわりは日常茶飯事で 三十歳を超えるあたりから急に 逆転現象が起きたらしくやけに 実年齢より若く見られだしたり 今はちょっと年齢不詳なのかも 年のこととか 病気のこととか 暮らす環境だとか 立場だとか 自分自身に制限を課す理由なら いくつでも作り出せるんだろう そうして出来ないことばかりが 身の程をわきまえるとか言って 増えていって狭まっていくけど いくつになっても恋の歌を

          あたし人魚姫

          見つめる先には広がる海が ここからはじまった物語は だれも思いつかない結末を その続きに今思いを馳せて あたし人魚姫よ だけど海の泡になるつもりなど 更更ないわ あなたを愛し あなたを信じ 結ばれずとも悔いはないから あたし人魚姫よ うたう声もなく海へ戻ることも 叶わずとも あなたを愛し あなたを信じ ここに立っているわ いつでも側に あたし人魚姫よ だけど海の泡になるつもりなど 更更ないわ あなたを愛し あなたを信じ その先にまた別の恋をしたり あたし人魚姫よ うた

          ゆらぎ

          薬を切り替えたばかりのとき 飲み心地とかを聞かれたから ともかくお腹がすくと話すと それは副作用ではないかなぁ と苦笑いで返されてしまった 春めいてきた途端肌が荒れて 花粉のせいかもと聞いたけど 空気の乾燥は冬と同程度だし 日差しもプラスされますから となるほどと思う答えだった 何かと浮足立つ季節のはずだけど その分ゆらぎも大きくなるらしく 思い起こしてみれば小学生時代も 新学期になると熱を出したりした 大学でカウンセリング受けていて 毎年春はゆれがちと指摘もされた 大人

          夜に会えたら

          なぜかあなたのイメージは夜で 実際の夜に顔を合わせたことは 記憶にある限り一度だけなのに なぜかあなたのイメージは夜で 夢の中にあなたは何度か現れて それは月明りの中に浮かんだり 真夜中に抱きしめる腕だったり つまり本物のあなたではなくて 幻想か妄想かの中あなたの姿を 見るときが夜のイメージだから だから夜に本物のあなたに 現実の中で会えるとしたら そのときはちょっとくらい 勇気を出してもいいと思う 久しぶりに会えてうれしい もっと話したかったんだと それからその先もいろ

          Fighting Girl

          国際結婚についてどう思うか 英会話の授業中に出た話題で 日本人同士ですらわたしには 理解し合えないときがあって 自分には難しそうだと話した 講師の彼は長身の英国人で 元は心理学の研究者だった 穏やかすぎる人柄はときに 授業が甘すぎると仇になり 恐らく本人も分かっていた ただそこは心理学者なので 色々経験した結果の現状を 無理に変えたりしなかった I understand what you’re saying, thinking completely. Always com

          卯年の卯月

          卯年の卯月の生まれだ 生まれた暦上で言えば うさぎだらけな割には 実物のうさぎにはほぼ 縁が無いといっていい だけど何かと理由をつけて せっかく卯年の卯月だから 記念になるようなものとか 長く使えそうなものだとか 年が明ける前に買ったのはさりげなく うさぎ模様が浮かび上がるマグボトル 年明け早々から一波乱あった慰労的に うさぎと言えば月と買ったイヤーカフ 十二年に一度しか巡ってこない 次の機会は十二年後なのだから 言い訳をたくさん並べてみては 別に言い訳しなくてもいい

          ASD boy

          小学生の男の子の面倒を見た時期があった 世界的不況で就職難の年に仕事を得たのに その内定を卒業寸前にあきらめた頃だった 価値観が違う周囲からの猛烈な反対に遭い 精神的に追い詰められた結果だったと思う そのくせ職に関連した資格と知識を理由に お守りのような任務を命じられたことには 正直むかつくような苛立ちと怒りを感じた 男の子にはちょっとした個性があって 私が得てきた知識が役に立つだろうと 私の存ぜぬところで勝手に決められた 周囲の無責任な期待による人選だった 私に命ぜられ

          抑圧

          わたしが育った環境は制限が多くて やたら過干渉でプライバシーも無く そのくせネグレクトな一面もあって 身体的に放置された部分も多かった 結果大人になっても残ったことと言えば 人の顔色を伺って期待通りに動くクセや 低すぎる運動能力と健康とは言い難い体 それらをある意味生育環境のせいにする ひねくれた恨みに似た感情を持つわたし してはいけない行為が山ほどあったり 見てはいけないテレビ番組があったり 幼い頃には周りの話題についていけず 放課後一緒に遊ぶこともなかったから 長く続

          人生の始まりは

          各方面の経験値は高いほうだと思うけど 著しく低い部分もあってアンバランスだ 器用に生きてきたことばかりでもなくて すべては後々になってから分かるものだ 平均寿命から言えばまだ 人生の半分も来ていない 平穏を望んではいるけど あと30年は働かないと などと思ったりもするし ターニングポイントはいくつもあって たどり着いたかと思えばまた方向転換 曲がりに曲がって向かう先がどこかも 未だ見えないまま歩み続けているけど 祖母がまだ生きていて 「今ようやくあんたの人生が始まったん

          ノーチラス号に乗って

          病名を英語訳すると正式名か俗称か ノーチラスというのだということを どこかで読んだ気がしていたけれど 正式にはbipolar disorderだそうだ 第一印象はかわいくないなーだった 似たような名前の船があるという記憶で 調べてみるとずいぶん昔に読んだ有名な 分厚い本に出てくる潜水艦の名前だった 読了せずとも覚えていて自分で感心した ラテン語でNautilusはオウムガイのこと 普段深海を漂うがたまに浮上するらしく その浮き沈みが潜水艦の名に合ったのか そんな考察をどこか

          ノーチラス号に乗って

          なくはない

          ひとり暮らしをした年数が それなりに長かったせいか 誰か他の人がいる生活空間 まだ慣れなくてストレスだ ときどき休息と現実逃避を兼ねて ビジネスホテルに連泊したりする ただ休めればよくて観光の意欲は まずそそられない近場にしている ともすれば食事を買いに出る以外 ホテルから出ずだらだらと過ごす そんな話をしていたら相手から 自分も同じようなところがある 誰かがいるとともかく気になり ひとりになれないことが続くと 我慢ならなくなるときもあると それは共感以上の感覚に見えた

          卒業祝

          主治医が替わることになった 出会いと別れの季節とはいえ 突然飛び込んできたお知らせ 不安が無いと言えば嘘になる 今後のことをいろいろ考える 彼が主治医で良かったのだろうと思う 気づいたことやオススメされたことも 思い返せばいろんなことが湧いてくる 少なくとも私の体験の話に真正面から それはとてつもない恐怖体験だったね とたぶん彼の専門分野を踏まえた上で 共感だけではない客観的な言葉があり どれほど救われたか分からないと思う でもいつかここを卒業するときが来るんだよ 容態が