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孤高の就活②夏あたり

就活スタートから夏のインターンのあたりのことを書く。

ポイントは3つ。

6月半ば、就活開始

2社のサマーインターン通過

オンライン・サマーインターン


6月半ば、就活開始


この頃からサマーインターンの選考に応募を始めた。志望業界は決まっておらず、ぼちぼち始めた方がいいんじゃないかぐらいの気持ちだった。院生ということもあってとりあえずコンサル、シンクタンクあたりを出し、ネットに出ている就活エージェントに登録して、面白そうな企業に応募する感じだった。


ESがまるで通らない。正直書いた感じも微妙だなと思っていたところはあったが、結果もその通り。どう書けば良いなのかもわからない感じで、だいぶ絶望していたのを覚えている。


今振り返ると、「自分が熱を込めて話せるエピソード」を持てていなかったこと、そしてそれ以前に、「自分らしさを人にわかるように伝える」という当たり前のことを目指さず、なんとなく「それっぽいこと」を書けばいいのかなと思っていたことが原因と思われる。


2社のサマーインターン通過


上記のとりあえず志望企業群のインターンは結果的に全落ちだった。一方で、就活エージェントの複数企業一括エントリーで2社のインターン選考は通過できた。どちらもIT系のベンチャーである。


どちらもオンラインでの面接があって、けっこう時間を取って話し込むタイプのものだった。相手方は、その時点での未完のガクチカや自己PRにはさほど響いている感じがない一方、その中での行動や意思決定の動機であったり、人生語りの方が感触がよかったのを覚えている。けっこう素を出した方がいいんだなと気付いて、その後の面接は少しうまくいくようになった。


オンライン・サマーインターン


通過した2社はどちらも新規事業立案、複数日間のオンラインインターンだった。最初少しインプットがあってからグループ分け(だいたい3,4人ずつ)、そこからちょいちょいフィードバックをもらいながら立案、発表、評価まで駆け抜ける。


めちゃくちゃ苦行だった。完全初対面、オンラインの中、1個案をひねり出して整理して示すのは至難の業だと思った。画面上ではどんな人なのか伝わりきらず、対面ならではの「本音」なやり取りも奪われている。議論を進める上での目線合わせすらままならなかった。「社会出てからの議論の場ってこんな感じなの!?」と、すごいビビった。


それでこれは完全に自分の力不足に終始する話だが、グループには時に暴走系が現れる。「ノウハウ通り君」「自説強調しすぎ君」「流れ無視発言で周囲困惑させる君」など。こういう人をどう扱ったらいいのか、その上でグループとして同じ方向を向くにはどうしたらいいのか、まるでわからなかった。ここまで困ったのは、恐らく自分が相手に合わせたコミュニケーションをとるタイプだったからだと思う。「そんなん気にするんじゃなくて、グループでの案出しに集中して、提案内容にとって建設的な発言をしろ」と言ってやりたい。


だが「空気読めないだけの奴」と「思い切りがよく、ちゃんと考えを持って主張できる奴」は別だということは、各企業様にはご理解いただきたいとも思う。いやわかってるかさすがに。とにかく、空気読んじゃう奴、気遣い屋は、思ったことを躊躇なく言って「ディスカッション楽しかった~」みたいなタイプより何倍も疲れてるんだということだけは付け加えておきたい。


ゆくゆくを考えると、現時点でとりあえずちゃんと喋れる奴の方が重宝されるのもわかっている。必要なことは入社後に叩き込むとした時に、基盤スキルである「堂々と話すこと」が備わってる方が、あれこれ講釈垂れかねない奴よりも伸びやすいから。だがそれで良いのかとも思う。


ともかく、グループディスカッション、及びオンラインでのコミュニケーションにやけにやりにくさを感じる方、多分他の人はあなたが考えているようなことは考えていないので、ぜひ目の前のことに集中して良い議論を目指してください。なんならグループを俯瞰するような位置に意図して立ってみて、「前提の問い直し」や「方向修正」みたいな役割を果たせると良いのかもしれません。


そんな夏でした。


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