花かつを

大学院生終了 軽快に書き続ける

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  • 孤高の就活

    約1年間を綴ってます。何かの役に立てば、、、

最近の記事

孤高の就活⑥終戦

5月31日 面接が明日に迫る。 もう今さら何をやっても仕方ない。その日は翌日以降しゃべるであろう内容を整理し、数少ない就活仲間と気を紛らわせて、来る6月に備えていた。 実感があるようなないような。 20時からは某会社の最後の配信なるものが始まった。すごい時代になったなと斜に構えていた。しかし、何度も画面上で会ったことのある採用担当の方の話す表情が、この日はやけに緊張しているように見えて、そこでようやく、ついに時が満ちたのだと理解する。 違和感 6月になった。 面接1発目

    • 孤高の就活⑤ソワソワ期

      就活には、ソワソワ期なるものが存在すると思っている。 これは自分が単に過ごし方をミスっていただけなのかもしれないが、ESを一通り書き終わってから6月の面接までの間、もっと忙しくしていてもいいはずなのに、3月までほどやることがないという時期があった。 結論、ここでは選考に関する情報収集をするのが最も重要だと思う。だがせっかくなので、迷えるこの2か月のことをあれこれと残しておきたい。 何をしていればいいのかと 3月は忙しかった。解禁されたかと思えば、次々とESの締切が迫ってく

      • エモい

        春は、多感なメンタルになる。 昔はそんなに気にならなかったが、ここ数年やけに春が心に来てしまう。 学部を卒業した時、内部院進するのは自分ぐらいだった。 4年間の当たり前の景色は残るが、それを共有してきた人たちは残らない。 いっそのこと、目の前に残った風景も一新してもらった方が助かるなと思っていた。 そして大学4年間が詰まったものに対して、案外簡単に、なくなった方がマシなどと思ってしまうことにも、複雑な心境を覚えた。 M1が終わった時、1つ上の先輩が先立たれるにあたっても、

        • 認識の力

          先日、久しぶりに体調をしっかり崩した。 胃腸系の病、おそらくノロウイルス的なものをもらってきていた もうすっかりなんともないのだが、一体何の病なのかに関する認識をめぐって少し不思議な感じがあったので、そのことを書きたい。 まず火曜の夜、飲み会をして、締めの麺をすすっていた。 すると突然、食欲がなくなり、目の前の麺が食べられない感じがしてきたのである。 こんなことは生涯で初めてで驚いた。 変な感じだったなと思いながら家に着くと、猛烈に寒い。 それほど寒い夜でもない。だが羽

        孤高の就活⑥終戦

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        • 孤高の就活
          6本

        記事

          ぼーっとできる

          2月は生活環境の過渡期で、家にWi-Fiが通ってない状況に置かれていた。その結果、久方ぶりの通信制限を食らってしまい、不便な思いをしていた。 特にやることもないので、テレビを見て、本を読んで、散歩に行く生活が続いていた。昔も今も変わらない暇な1日の典型みたいな感じ。しかし、今を生きる自分の身体は、スムーズな通信なくしては生きていけない状態になっていることを要所要所で感じる。 まずテレビが面白そうじゃない。与えられた時間枠に、何かしらを放送してさえすれば良いみたいな感じがす

          ぼーっとできる

          主観エンジン

          最近、調子が悪い。 修論に関する一連の行事を終えてから、毎日にハリがなく、暇を持て余しているくせに何もやる気がない。 入社を待つだけの学生という時期を思えば当たり前なのかもだが、あまりにも調子が上がってこないままなので、ここで少し考えてみることにした。 修論を書いていた時は、毎日元気にしていたが、最近はそうでもない。その上で、この2つの時期の違いを、「やることの有無」「健康度」の観点から整理してみる。 まず「やること」に関して、修論の時期は当然ながら最重要課題である論文執

          主観エンジン

          お前の本番は、いつでも今日じゃなくて明日なのか?BLUE GIANT

          初めて公開初日の映画を観た。 アツい体験ができた。 この漫画は、紙面から音が出るところが良かった。 当然、実際に音は出ていないわけだが、読んでいるとまるでそのライブの場にいるかのように音が聞こえてくる。 これが、映画になると。 よくある自分の頭の中で想像を膨らませながら読んだ時が1番良かったというパターンも考えられた。だが、そんな心配は全くなかった。 考えてみれば、自分が原作から感じた音を、プロが同じように読んで感じて、音に落とし込んでいるのである。 そりゃすごいものがで

          お前の本番は、いつでも今日じゃなくて明日なのか?BLUE GIANT

          満足

          今日は昼食後、やけにデザートが食べたくなった。ケーキとコーヒーがキテいた。滅多にない欲求である。 とりあえず純喫茶を探した。調べてみると、そのセットがあるかはわからないが、3つ目星がついた。 1つ目は、誰かがまとめたその地域のランキングで1位だったお店。昔からある有名店だった。行ってみると臨時休業。開いていれば問答無用のラインナップと雰囲気だった。 2つ目は開いていた。しかし外のメニューを見ていると、わりと食事がメインのお店で、ケーキとかではない感じだった。 3つ目も開い

          趣味論

          昔から趣味がなかった。 その時々でやっていることにどんな意味があるのか、という感覚がやけに強くあり、時間を忘れて没頭できる何かが持てていなかった。 漫画を読もうが、映画を見ようが、飲みに行こうが、ピアノを弾こうが同じだった。面白いなと思うと同時に、今何時かなとか、ちょっと目が疲れたなとか、そういう邪魔が入る。要するにいつも気が散っているのである。 これはおそらく、アルファベット何文字かの発達系の病名が付くやつである。実際、そうだと既に認識されている方(最近それを自称する人

          孤高の就活④ES祭

          3月になった。いよいよ就活の季節が始まる。 この時期はなんといってもエントリーシートである。今回はせっかくなので、自身の経験に基づき、ES執筆のコツと思われることを整理してみたい。 本音と建て前 これは大抵の就活生が考えたことがあるテーマなのではないかと思う。企業側は「あなたらしさ」を求めてくるが、こちらが認識する「私らしさ」で、勝負ができるわけがない。果たして何を「私」として表に出せば良いのか。 ここで重要なのは、企業側が言うところの「あなたらしさ」とは、「あなた」を

          孤高の就活④ES祭

          孤高の就活③秋から解禁前

          サマーインターンで何かを得たり得なかったりしながら、季節は秋になった。 秋は、掴みどころのない季節である。思っているほど就活市場は活況でもなく、かといって止まっているわけでもない。 マルチタスク 就活だけしていれば良いわけではない状況もやってくる。自分の場合、一応大学院生なので、そうなる場合も多かったのではないかと思い込んでいる。 その時期には、6時から20時まで稼働した。朝から授業のレポートやら、レジュメやらを作り、昼からオンラインでOB訪問、戻って迫りくるゼミに向

          孤高の就活③秋から解禁前

          孤高の就活②夏あたり

          就活スタートから夏のインターンのあたりのことを書く。 ポイントは3つ。 6月半ば、就活開始 2社のサマーインターン通過 オンライン・サマーインターン 6月半ば、就活開始 この頃からサマーインターンの選考に応募を始めた。志望業界は決まっておらず、ぼちぼち始めた方がいいんじゃないかぐらいの気持ちだった。院生ということもあってとりあえずコンサル、シンクタンクあたりを出し、ネットに出ている就活エージェントに登録して、面白そうな企業に応募する感じだった。 ESがまるで通ら

          孤高の就活②夏あたり

          孤高の就活①緒言

          この間、就活を終えた。 総合商社を目指してかなり頑張っていたが、結局及ばなかった。この結果に関しては、正直まだ全然悔しい。 ミーハーな理由ではなく、適性があると思って志望していた。そう思っていながら、内定に足る準備ができなかったこと、これだと決めたものを掴めなかったことが実に情けない。 いろんな捉え方はあると思う。「ご縁」だとか、「向き不向き」だとか「新卒一括採用という仕組み自体」だとか、自分以外の理由を援用して失敗を語るのはわりとある。そして「やりきった」「後悔はない

          孤高の就活①緒言

          自己紹介

          はじめまして。 地方国立大で院生をしています。 就活を終え、あとは修論を書くだけという状態の者です。 これまでけっこうあれこれ考え、迷いながら生きてきました。「~した方がいいのか、そうでもないのか」集団内での立ち居振る舞いであったり、自身の意思決定であったり、関係構築であったり みんなそうだと思っていました。でも最近は違うのかもと感じ始めてます。自分みたいな、良く言えば考えをめぐらせて「こうあるべき」と判断をする人が思ったより少なく、特に考えることなくルールに入り込め

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