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お茶代

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僕が文学サークル「お茶代」の課題として作成した記事および、「お茶代」に関する批評のまとめです。
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#批評

文学サークル「お茶代」について メモ

文学サークル「お茶代」について メモ

 脱輪さんが行われている文学サークル「お茶代」の運動は、政治に対する独特の距離感から察するに、「全共闘以後」の文化運動の系譜に位置づけられるべきもののように思われる。

 ご本人はフェミニズム等にも一定の理解を示しておられるが、その「究極の保守反動をバネにした生活のアナキズム」(脱輪さん)は、仲正昌樹氏を参照して外山恒一氏が指摘した「ポストモダンの右旋回」ではないか。

「文化的小児病」から癒されるために

「文化的小児病」から癒されるために

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本文 いわゆるポリティカル・コレクトネスについては、真正面から触れたくない。恨みが恨みを呼ぶ喧々囂々の議論に巻きこまれ、心身を労するのは御免被りたい。
 ポリコレを論じる人々の大多数は、その賛否を問わず、己の「正しさ」を疑っていないように見受けられる。異なる立場の者同士による、合意形成へ至るための「遊び」。これこそが議論であるにも関わらず、である。

 

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