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地球にやさしいアウトドアスタイル-洗い物編

 コロナ禍によりアウトドアが一層注目を集めています。
 外出自粛のストレスを発散させるためにも、アウトドアへ出かけている人は多いのではないでしょうか。

キャンプでの楽しみの1つに“食事”があります。BBQもその1つでしょう。

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 「非日常的な空間で調理し、大自然に囲まれながら食事をする」何とも贅沢な時間ですよね。その“食事”に必ずついて回る問題が“洗い物”です。

 最近は設備が充実しているキャンプ場も増えており、下水道を完備しているところもあるようですが、日本にあるキャンプ場のほとんどが汚水処理設備をもたず、地中や近くの川に垂れ流し、自然の摂理に合わせて処理しています。しかしこの”垂れ流し”、たくさんのビジターにより繰り返し行われたらどうなるか、皆さんは考えたことはありませんか…?特に川への垂れ流しは、そこに住む生物たちへの直接的なインパクトになってしまいます。

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 自然にインパクトが大きいものとして、「油」「洗剤」があります。また、野外環境において使用する「水の量」も大切な観点となるでしょう。これらを如何にして減らすことができるかが、洗い物のポイントとなると考えています。

 では、1番自然に優しい“洗い物”の仕方は何でしょうか…。
それは「水や洗剤を使わずに汚れを拭き取る」です!
 そうは言っても、できれば次の食事のためにキレイに洗い流して、次も美味しいキャンプ飯を食べたいですよね?だからこそ、自然へのダメージを抑えながら“洗い物”をすることが大切なのです。


 今回は、ひの自然学校のキャンプで子どもたちが実践している「ミニマムインパクトな“洗い物”の方法」をご紹介します。

キャンプでの野外炊事の定番と言えば「カレーライス」

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みんなで汗水流しながら協力して作ったカレーは絶品。
たらふく食べた後に待っているのは…

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油汚れの凄まじい大量の洗い物たち…

次の食事も美味しくするために気合を入れて洗うぞ!!


用意するもの

○ヘラ 
○重曹 
○タライ3つ(1つには洗剤を適量入れる) 
○天然由来洗剤(2019年度より「All things in nature」を採用)       ○新聞紙ゴミ箱 
○スポンジ
○キッチンペーパー(新聞紙でも可)

洗い方

① ヘラで汚れをかき落とします。汚れものは新聞紙ゴミ箱へ。

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② 重曹を振りかけて、30秒~60秒置いておきます。

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③ キッチンペーパーまたは新聞紙で拭き取ります。

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④ 洗剤の入っているタライで、スポンジを使って食器を洗います。

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⑤ 残りの2つのタライで食器をすすぎます。

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 この方法で洗い物を実施すると、通常の洗浄方法に比べ、料理の必需品である油の排出量を減らし、且つ使用する水と洗剤の量を圧倒的に減少させ、自然へのインパクトを最小限に止めて洗い物をすることができます。   

 もちろんここまでしなくても、例えば日帰りのバーベキューであれば、お皿の汚れをキッチンペーパーなどで拭き取るだけでもいいのです。何よりも、自然へのインパクトをできる限り最小限にする方法を考えて行動することが大切です。

 この洗い物の仕方も、前回の記事でご紹介した「Leave No Trace」の考え方に基づいて実施しています。確かにやっていることは、面倒な方法で、すぐに目に見える効果はほとんどないでしょう。しかし、1人1人が自然へのインパクトを考え行動することができれば、今ある日本の素晴らしい自然を後世に残し続けることができます。


                 ※ぜひ前回の記事もご覧ください。 

 「Think globally, Act locally」(地球規模で考え、足元から行動する)
 1人1人の行動の積み重ねで、変えられることがあります。みなさんの足元から行動を始めてみませんか。

↓こちらも参考にどうぞ。

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