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今年の25本目

今年の25本目、FOOD, INC.、観ました。

フード・インク、つまりは工業化された農業や畜産業を描いた映画です。「工業化された農畜産業」とは矛盾した言葉のように見えて、いい得て妙と知ります。

莫大な設備投資、知的財産や裁判費用を盾に外国の農家や畜産家がアメリカの大企業の支配下に置かれる。そんな「ビジネスモデル」が世界を席巻しています。

大量生産される安い食べ物の危険性。大企業や大国政府の欺まん。それを批判的に描いた映画ではあります。

だけど、それは安い食べ物を消費する側の欲望がなければ成り立たない「ビジネスモデル」でもある、と考えれば、どこか歯切れが悪くなる映画でもあります。

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