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今年の17本目

今年の17本目、BROKER、観ました。

韓国版「赤ちゃんポスト」の話。子どもを産んでも、母にならない女の話。そんな彼女が、子どもの買い手を探す旅の終わりに「そして母になる」か、どうか。

英語圏では、分べん室で赤ん坊を取り上げた瞬間に、「WELCOME」と声を掛ける、とか聞きます。どういう生まれだとか、どういう能力だとかに関係なく。

どの子も平等に「WELCOME」と、この世界に迎え入れられます。そのはずだけど、いつの間にか私たちは、分べん室で聞いた祝福の言葉を忘れてしまいます。

これは、1人の女が母になる映画ではありませんでした。祝福の言葉を思い出した大人たちが子どもに何が必要か考え、「そして家族になる」映画でした。


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