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今年の1本目

今年の1本目、PARASITE、観ました。韓国に向かう飛行機の中でした。

山の手の住人には、(半)地下は、目に見えない別世界なのかもしれません。でも、地下に半地下を含めればそこに住んでいる人間は多い、と映画は語ります。

彼等が別世界に住み続けている限り、秩序と礼節を守ってシンプルに生きられます。山の手と(半)地下の間の分断は、パンドラの箱の扉かもしれません。

開けてはならない箱の隅には、小さい光る石が残っていて、その石に幽かに「希望」という字が書かれていた、という、いまいちよく分からない神話。

この映画の底にある石とは何か。そう考えている間に、飛行機は着陸態勢に入り、映画の最後を見られずに終わりました。韓国とは、それほど近い国です。

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