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本を一気読み

久しぶりに一気読みしてしまった。

友人の個展を見に、出かけた表参道の帰りに
交差点の角に建つ本屋さんに入り、じっくり
本を探していたときにおっ、と思った本。
タイトルにも、作者にも手招きされているようだった。

川内有緒さんの『自由の丘に小屋をつくる』
最近、川内さんの本を読んではぐいぐい引きこまれていた。
さらに、小屋をつくる話なんて。

今、一番読書が進む場所が電車の中なので、
各駅停車に乗ってゆっくりゆっくり家路へ向かう。

読んだ直後の感想は、わたしもやりたいと思っていたことを
しっかり手を動かしてやって、実現してしまったと。
子どもを産んで、自由な時間をつくることが難しい中でも
ちょっとずつちょっとずつ手を動かして行くと実現するのか。

そして、小屋をつくりたいと、同じように思って
実現したことに触発される。

大変だけど、つくり出すことの喜び、仲間を巻き込んで
助けを求めながら。失敗も包み隠さず、書かれていて
見切り発車でやってしまうところにドキドキハラハラしつつも
小屋がつくられていく過程、子どもが育っていく過程に
読みながら一喜一憂してしまう。

いいな。楽しそう。

わたしもまた小屋づくりに向けて一歩を踏み出そうと
背中を押してもらう本だった。


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