-散歩-(20191030)
公園の全体を見渡せる視点
白から青にかけての時間
平日、街路樹は後ろに過ぎて
少しずつ思いだす池、模型
見たものを縁から忘れる画面
枝と葉っぱと幹の婦人
書きなぐって人差し指でなでた
少しずつ変わっている花、館
まんまるでも楕円でも
点でしかない人間、のんきな
麺類が噴水の周りに這って
色で埋め尽くされているだけで
死んで間もない絵具
屋上から地面まで眺めまわす
同じ色で書かれた頭上は
5階と1階の間にある美味しさ
眺めているだけで気持ちがよい視点
いつの間にか紫色になる時間
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