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筑波大学学園祭「雙峰祭」

2023年11月4日。茨城県の筑波大学の「雙峰祭そうほうさい」を見に行きました。

最初に、大学内にあるクロチビミズムシがすむ池に行きました。

クロチビミズムシの写真を撮るぼく

田んぼで見かけるチビミズムシの仲間は、時期によって姿が見えなくなるけど、ここは天敵が少ないからか、いつ来ても、すごい数のクロチビミズムシがいます。

下は、2023年6月に大学に許可をもらってクロチビミズムシを採集した時の記事です。

次に、野生動物研究会の展示を見に行きました。

野生動物研究会

ここには、たくさんの標本や生体展示がありました。
その中に、ぼくの好きなタガメもいました。

タガメ(オス)

なんと、このタガメは大学内の水辺に飛んできていたところを捕まえたそうです。

下の写真はツルグレン装置です。

ツルグレン装置

この装置は、つるされたライトの光や熱を嫌う小さな生き物が、下のびんに落ちる仕組みになっています。
その横には土壌どじょう生物のカニムシの仲間「トゲヤドリカニムシ」が展示してありました。

トゲヤドリカニムシ

トゲヤドリカニムシはスギやヒノキの樹皮下にすんでいます。
大きさは3mmくらい。

トゲヤドリカニムシ $${Haplochernes  boncicus}$$
カニムシ目 ヤドリカニムシ科

小っちゃいけど、カッコイイ!


次に、アクアリウムやテラリウムを展示してあるつくリウムという所に行きました。

水草の展示

ここは、国内で採集した珍しい水草がたくさんありました。
ぼくは水草の植え付け体験をしました。

水草の植え付け体験

展示で余った水草が100円で売られていたので、絶滅危惧IB類のセトヤナギスブタを買いました。

セトヤナギスブタ $${Blyxa  alternifolia}$$ (Miq.) Hartog
トチカガミ科

展示で余った水草

うちの水槽すいそうに水草を入れるのが楽しみです。


次は、海洋研究会の展示を見に行きました。

ミノカサゴ

とても綺麗なミノカサゴがいました。
かなり危険な毒を持っています。

ミノカサゴ $${Pterois  lunulata}$$
スズキ目 フサカサゴ科

可愛いカエルウオもいました。

カエルウオ

カエルウオ $${Istiblennius  enosimae}$$
スズキ目 イソギンポ科

ディズニーキャラクターみたいな顔してる。

会場にあった好きな魚ランキングには、ナベカとカエルアンコウに投票しました。
可愛い魚がたくさんいたので、楽しかったです。


最後に、またクロチビミズムシがすむ池に行きました。
暗い時にライトで水面に光を当てたらどうなるのか、気になったからです。

光に集まる大量のケンミジンコ

写真の通り、大量のケンミジンコが集まってきました。
1万匹以上はいたと思います。
イワシに食いつくマグロのように、クロチビミズムシも果敢かかんに突っ込んできていました(食べてないけど)。
面白すぎる。

楽しかったので、また来年も来たいと思います。

おしまい

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