コオナガミズスマシ
僕は水生昆虫を探すために、ときどき川に行きます。
田んぼや池沼には、止水を好む水生昆虫がすみ、
河川には流水環境を好む水生昆虫がすんでいます。
今回の記事は2022年10月に採集したときのものです。
川の中流域の水たまりの、水際に生えている植物の根本も丁寧にさがします。
石の下にいないか探します。
砂地の植物の根本にコオナガミズスマシがいました。
コオナガミズスマシ($${Orectochilus punctipennis}$$) コウチュウ目 ミズスマシ科
大きさは6mmくらい。
泳ぎはとても上手です。
オナガミズスマシの仲間は、うちで飼っているオオミズスマシやヒメミズスマシと違って、体が細長くて、上翅からはみ出る腹部の先が長いのが特徴です。
コオナガミズスマシはナミゲンゴロウと同じくらい珍しい水生昆虫なので、2匹だけ観察、飼育のために持ち帰って、あとは逃がしました。
下は、オオミズスマシとヒメミズスマシの記事です。