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【受講者の声】「スタートアップ」が気になって受講。欲しい情報は自分から取りに行く!

昨年11月30日開催のひなたMBA個別スキルプログラム「つくる経営」第3回を受講された、大西正実さん。宮崎市で『M図建築工房株式会社』を立ち上げ、現在18名の社員をまとめる社長さんです。受講後の感想や学びについての思いを聞きました。

■受講講座:2023年11月30日(木)10:00〜17:00
■テーマ:スタートアップの手法から学ぶ事業拡大
■講 師:津野 省吾 氏(株式会社ドーガン・ベータ ファンドマネージャー)

▼講座の様子は👇コチラから


【受講のきっかけ】同じテーマに興味を持った人たちと話してみたい

━━今回の講座に参加したきっかけを教えてください。

大西さん:講座テーマの「スタートアップ」という言葉に興味を持ったからです。起業することについてかな?何か新しい事業を始めることについてかな? わからないから聞いてみようと思い参加しました。

また、新しいチャレンジをしたいと思っている人たちが集まるのかなとも思ったので、そういった方々と話してみたいという気持ちもありましたね。

━━参加された方々にも興味があったんですね。皆さんとお話はできましたか?

大西さん:いろんな職種の方が参加されていて、ご挨拶することができましたよ。ずっとお会いしたかった会社の社長さんともお話しできました。

▲講座中はいろんな参加者と話す貴重な場

【感想】失敗してもチャレンジする姿がかっこいい

━━講座の中で印象に残ったり、心に響いたりした言葉はありますか?

大西さん:「ベンチャーキャピタル」という業種を初めて知りましたが、とても素晴らしい仕組みですね。期待が持てるスタートアップへの出資や経営のサポートをしてくれる仕組みがあることを知れたのは大変勉強になりましたし、志を持っていても資金がなくて一歩踏み出せない若者もいると思うので、もっと周知されれば若者のチャンスが広がりますね。

━━宮崎県内でもスタートアップで頑張っている企業があるので、もっと活用されるといいですね。

大西さん:ただ、それで成功するのは「たったの1割」とのことでしたから、リスクを負ってでもチャレンジする情熱や、誰も考えつかないことをビジネスにしていく発想力が必要ですよね。大人になると失敗したときのリスクを考えてしまって、なかなか一歩踏み出せないことが多くなりますから、それでもスタートアップしている人たちを見習って、チャレンジャーが増えていくといいですよね。

━━起業とまではいかなくても、社内で社員さんからチャレンジしてみたいと提案が上がることはあるんですか?

大西さん:僕は、泥臭くても足掻いてる姿がかっこいいと思っているので、社員にも失敗しても行動したことを評価するよとずっと言い続けています。僕自身、会社を立ち上げてからずっとがむしゃらにやってきたのですが、ビジョンの共有もしないまま僕の考えだけで突っ走ってしまっていました。それでは社員から自由な発想や行動力も生まれないなと反省しまして…。昨年あたりから、僕はこういう会社にしていきたいという考えを社員みんなに共有するようにしました。

そうしたら、少しずつ社員から「こうしたらいいんじゃないか」という提案や、「こういう勉強がしてみたい」という声が上がるようになりましたね。

【気づき】魅力ある仕事づくりが問題解決につながる

▲グループワークで発表する大西さん

━━講座のグループワークでは人手不足についてお話されていたようですが、その点についてどう考えられますか?

大西さん:人手不足だとはよく聞きますけど、人気で人が集まっている業種もある。不景気でも利益を上げている企業があるように、企業のリーダーが努力をして、人が集まってくるような魅力ある企業をつくっていかなければと思っています。

建築業も、これまで魅力づくりができていなかったので、それを反省して、「建築業ってかっこいい!」と思ってもらえるように取り組んでいきたいですし、そう思ってくれる仲間を増やしていきたいですね。

【学びについて】自分が興味を持ったことは積極的に学ぶ

━━今の会社を立ち上げる前は、何をされていたんですか?

大西さん:大工として20年ほど工務店でお世話になりました。独立後、今の会社を立ち上げる前に一級建築士の資格を取りました。勉強は大変苦労しましたが…。でも、その資格を取れないようじゃ、会社を立ち上げても通用しないと思ったのでなんとか取得しましたね。

━━勉強や学びに対して熱心に打ち込むタイプなんですね。

大西さん:自分が興味があることだけですけどね。漢字の読み書きとかは苦手です(笑)。なので、今回の講座も、テーマに興味を持ったから参加したし、講座の中身を全部取り入れるのではなく、自分の興味があること、必要な情報を判断しながら聞きました。そして持ち帰った情報を後から勉強するようにしています。

━━とても効率の良い学び方ですね。今後学んでみたいことはありますか?

大西さん:いっぱいありますよ。建築業って、その建物を使う人たちのことを考えて作らないといけないので幅広い知識が必要になってきます。商業用だったらその業種について勉強するし、住宅ならいろんな家族の形式があるからそれも勉強します。

僕は飽きっぽいんですけど、この仕事は学ぶことがたくさんあるのでずっと続けられています。時代の変化に伴い、建築業界もものすごいスピードで変化しているので、アンテナを張って自分から情報を取りに行かないといけないですね。

【メッセージ】学びの必要性、学ぶことで見つかる楽しさを見つけてほしい

━━最後に、まだひなたMBAを受けたことのない方に向けてメッセージをお願いします。

大西さん:僕は、人から「勉強しなさい」と言われてやる勉強が大嫌いですし、人から言われてやる学びは身に付かないと思うんです。でも社内では僕から社員に勉強してほしいと言う機会もあるわけで…。どうやって人に学びを促したらいいか僕も教えてほしいです(笑)

やっぱり、目標を立てて仕事をすることが大事かな。目標を立てれば、それを達成するためにはどういう学びが必要か、おのずと気付けるんじゃないでしょうか。最初は小さな目標から達成していって、それを積み重ねていけば自信が付いて、自信が付けばもっと勉強してみたいと思えるのかなと。そうやって、学ぶ楽しみを自分で見つけられるといいですね。

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現在、大西さんの会社では里山プロジェクト「ハレとケ」が進行中。新しい地域のコミュニティが生まれる場づくりに挑戦しています。完成が楽しみですね!

社長自ら学びながら挑戦する姿に、大きな刺激をいただきました! 大西さん、ありがとうございました。

▲取材後にご案内いただいた「ハレとケ」プロジェクトの現場にて


取材・構成・執筆:矢野 由里
撮影:窪田 彩香

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