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アーティスト、ワークショップデザイナー、表現教育指導者、シンガーソングライター、脚本、…

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アーティスト、ワークショップデザイナー、表現教育指導者、シンガーソングライター、脚本、演出、アクトプログラム、研修など。 場作りのプロです。 日々起こる出来事を切り取って、ここに記します。 人の成長に関わる瞬間がとても好き。 子供と、言葉と、教育と、音楽に興味があります。

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「かめさん力(りょく)」一個しか持ってない私がいい大人になってオーディションを受けた話。

私はとても不器用だ。 すごく要領よく、器用に見られることが多いし 回転が速いと思われていたりする。 「ひなたさんは、いつも挑戦していてすごいですね。」 みたいな会話がなされることもあり・・・ いつか書こうと思っていたことをここに書こうと思う。 * 幼少期。私は「のろまのなほちゃん」と呼ばれていた。 何をするにも動作が遅く、片付けもできない。 ご飯も遅いし、着替えだって遅い。 鉄棒でも逆上がりどころか、前まわりすらできなかった。 大縄跳びは「あんたが入ると止まるから」

    • 卒業。私の言葉で、報告します。

      【ご報告・私の言葉で。卒業します。】 昨年から 各方面にご心配をおかけしておりました。 やっと整理がつきましたので、ご報告いたします。 私、ひなたなほこは 一般社団法人ココロエデュケーションラボ理事を退任いたしましたことをここに報告いたします。 (本当はかなり前に退任していましたが、報告が今のタイミングになってしまいごめんなさい) ・ミュージカルひなた号の冒険 ・ひなたアクターズスクール ・表現教育ワークショップ ・KWHダンススクール ・ひなたなほこ各種研修 ・保育園

      • 子どもの前でスマホをいじるのをやめた話。

        新聞で子育てコラムを書いていますが、 読者の方の反応がたくさんあったこともあり…改めて書こうと思います。 きっかけはいろいろあったのですが… あるときに 「子どもの前でスマホいじるって、すごく失礼なことだ」 と思うようになりました。 初めて会う人、打ち合わせの時、例えばデートの時…、スマホをいじる人なんていませんよね? ちょっとお手洗いと席を外した時にチェックしたりはする。でも目の前に人がいたら、手を止めて話す。スマホは出さない。 絶対ではないけど、みんななんとな

        • こどもとの日々(メモ)

          彼女が見ている世界は、私が見ている世界とは違うので記録しておきます。 「ああ、今日も一日だったねえ!」 と清々しく言われた。 * 「ベルとびじゅうがさ・・・」 と話をし始めた(美女と野獣と言いたい) * 「ママね、今日テストだったんだけどね。80点、90点、100点で・・・100点が一番いいのね?ママ何点だったと思う?」 と聞いたら 「かんてん」(真顔) * 「歯医者さんと、お医者さんと、カトカー(パトカー)と、救急車と、消防車になりたい。」 「どうしてなり

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        • 教育論
          5本

        記事

          夏休みのたからもの【短期教室・表現教育】

          わくわくミュージカル体験教室無事に終了しました。 亀有での演劇短期教室に続き 柏市で短期のミュージカルスクールがありました。 こちらは、歌も踊りもあり4日間で作品を作るというもう・・・それはそれは(できんの?やれんの?)濃密な時間のスクールです。 私は、表現教育を一人でも多くの子どもに体験してほしいと思っているので (むしろ、義務教育の中に演劇教育や、表現教育が入る時代が来るべきだと思う) 今回自分の拠点である柏でできたことはとてもとても意味があり、大きなことでした(ボス

          夏休みのたからもの【短期教室・表現教育】

          いろいろあったけど今が一番楽しい大人との対話【ワークショップ開催】

          ひなたアクターズスクールの夏休み特別レッスンが行われました。 ワークショップ形式の特別レッスンは、今回初めての試みです。 スクールは、演技、滑舌、ボーカル、ダンス、モデル、アクション、英語、コミュニケーション・・・と一年間のカリキュラムはとっても豊富なのですが、それでも「これも、教えたい」「これも学ぶべきだよね」と、毎回のミーティングで運営チームは何度もカリキュラムを揉み直します。 その中で、今回このカリキュラムは絶対必要だ。となって、ワークショップを開催することになり

          いろいろあったけど今が一番楽しい大人との対話【ワークショップ開催】

          かっこよくて、アタマのいい子はたくさんいる。

          大手プロダクションの開催する芸能スクールに来る子は 学校のクラスで一番二番に可愛い、かっこいいと言われている子たちだ。 その容姿トップクラスの子達が、芸能スクールに集まってくる。 そうなると「ひなた先生の教え子は、みんな揃って可愛いしかっこいいですね。」と言われる(卒業生を見て言う人達がいる) もちろん、素直で一生懸命な子もたくさんいて スポーツなんかやらせてもできたりするし 学校の成績もトップだったりする。 いわゆる「非の打ち所がない」という状態。 それでも

          かっこよくて、アタマのいい子はたくさんいる。

          うちのスクールに来る子どもたちが、なぜ学校の成績が下がらないか。

          「習い事が楽しくなりすぎて・・・学校の勉強がだんだんついていけなくなっていて・・・塾に通わせようかと思ってるんです。」 小学校4年生くらいになると、聞きそうな言葉。 私のスクールの子どもたちが、なぜ成績が下がらないか。 答えは簡単。 「成績が下がるかどうかも、こちらは意識し、チェックしているから。」 スクールに入るとき 「スクールはとっても忙しいけど、学校の勉強も妥協しないでしっかりやってね。忙しいは言い訳にしないでね。」 この約束をしている。 当然言う以上は、

          うちのスクールに来る子どもたちが、なぜ学校の成績が下がらないか。

          オーディション合格は、靴をそろえたかどうかだった。

          嘘みたいなホントの話。 オーディションの審査員側になってみて 気づくことがたくさんある。 あるミュージカルのオーディションでメインキャストを探していた。 大手事務所さんからも何人か若手が来て なんだかとっても華やかなオーディションだった。 その日、オーディション会場になった稽古場は土足厳禁で 入室するためには靴を脱がなければならないという場所だった。 さらに、その日は雨。 オーディションを受ける側は、緊張プラス入り口での傘を畳んだり、受付に挨拶したりでちょっ

          オーディション合格は、靴をそろえたかどうかだった。

          印籠のように発する「主人が、学業優先でと言っているので」という言葉が、子供に与える悪影響について(教育論)

          すごく大切なことなので、ここに。 「主人が学業優先と言っている」というママの発言について。 ありそうな言葉だし、聞きそうな言葉。 かつ納得感のありそうな決定的発言に見えます。 この言葉。お買い物でいうと「決済権を持つ人がだめだと言っているので」ということなのですが、この裏にはとてもない闇が潜んでいると私は思っています。 シュチュエーションを考えると、ママが申し訳なさそうに言う感じが思い描かれると思います。オーディションに受かったのにお断りするときや、進級するときなど。

          印籠のように発する「主人が、学業優先でと言っているので」という言葉が、子供に与える悪影響について(教育論)

          準備しない。親が子供にできること。(アクターズスクールの観点から)

          親が、子供にできること。 自分がいなくなっても、子供が一人で生きていける力をつけてあげること。 これに尽きると思う。 親はどうしたって先に死ぬ。どうあがいても、子供の面倒を一生見ることはできない。だとしたら。 親がいなくても、自分で判断して、自分でご飯を食べて、自分の意志を持って何かを決めたり、選んだりできるように。しっかりと2本足で立っていられるようにしてあげるのが 親のできる最大のことではないだろうか。 ☆ 最近は(というのは語弊があるかもしれないけど)1か

          準備しない。親が子供にできること。(アクターズスクールの観点から)