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グッバイマミー。

ちょうど1年前、夫Pちゃんの出張で香港へついて行っていた。

帰国前夜、仕事仲間の人たちと広東料理を楽しみ、香港人行きつけのBARで

飲んでいると、たまたまwifiが繋がり父からライン電話が鳴った。

一瞬嫌な予感がした。

席を立ち、店の入り口付近で電話を掛け直した。

「どうしたの?明日帰るのに。」

すると父は、自分を落ち着かせるような声で話始めた。

「落ち着いて聞いてよ。ママがね、・・・」

父が電話越して泣いているのがわかった。

母は随分と長い間入院していた。

だからと言って死ぬような病ではなかった。

あまりにも突然の死だった・・・。

青ざめた顔で席に戻ったので、Pも何か感づいたらしく

その場を出た。

香港の夜は2月でも寒くない。

宿泊していたホテルまで、歩きながら母のことを思い出した。

何年もまともに話せず、

立ち上がれなった母だったが、

元気だった頃の記憶ばかり思い出した。

お葬式の当日も気丈に振る舞った。

母の大好きなものを飾る父。

母は香水が大好きだった。

生前母とこんな会話をしたのを

思い出した。

「ママが死んだら、棺に香水全部一緒にいれるから安心してね♡」

と言うと、、、

「やだ〜!燃えすぎるからやめてよー!」」と母が笑った。

思い出すと笑えてきた。母はおもしろい人だった。

なんと言うか、からかわれやすいタイプの人間だった。

チャーミングだった。

母には父が全てで、
恋に愛に熱く生きたタイプの人だった。

私は母とは似ていない。

だからよく喧嘩もしたし、反抗的なそぶりも見せた。

でも、

全力で愛することしかできなかった母の不器用さは愛しかった。

棺にたくさんの花を添えた。
母の顔が埋もれるくらいに。

なんだか大掛かりなドッキリでもされているような気がした。

驚かすことと笑わせることが大好きだった母の仕掛けのようで、

「ドッキリでした〜!」と今にも起き上がってきそうで、

泣きながら笑った。

そして、母のコントのような人生は幕を閉じた。

父は、、、

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ハワイの海に、、、

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母を、、、。

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矢印で示した。w(コントの続きは父が引き継いでいるw)

今日は母の一周忌でした。

いや、一周年記念!
ってことで法要ではなく
祭典を。w

グッバイマミー!!

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アディオス!

それでは、またの投稿で♡





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