♯28 梅雨になると見たくなる映画
今年の梅雨は例年より遅れているようですが、この時期になると必ず見たくなる映画があります。それは、
新海誠監督の『言の葉の庭』。
新海監督は、2016年の『君の名は。』というアニメーション映画で一躍有名となりました。
(『君の名は。』もおすすめです。私は映画館に2回見に行きました。)
『言の葉の庭』はまだ新海監督が脚光を浴びる前、2013年に発表された46分の中編映画で、キャッチコピーは、
「“愛”よりも昔、“孤悲” のものがたり」
→『言の葉の庭』オフィシャルサイト
※「予告篇」のYoutube動画もみられます。
大まかなストーリーは、靴職人を目指す高校1年生の〈秋月孝雄〉が、雨の日の公園で毎回のように出くわす、謎に包まれた美女〈雪野さん〉に、だんだんと心引かれていく…というもの。
終盤で2人の意外な関係性や、〈雪野さん〉の背景、隠してきた想いなどが明かされます。
この映画、雨の描写がとにかくきれいで、映画に関して素人の私でも、細部の細部までこだわり抜いて作られているのがよく分かります。
基本的にBGMが暗く、梅雨時という設定のため、なんとなく「どんより」とした空気が作品を全体に流れている感じ…。
梅雨のちょっとウツウツとした気分に、さらにウツウツとした気分を被せてくるような (笑)。
ですが、あえて気持ちを底の方まで沈ませると、その後は勝手に浮上してくるような感覚があり、これはこれでスッキリするから不思議です。
最後の最後で、うっすらとした光が差して物語が終わのも、後味がいい理由かもしれません。
気になった方は、是非この作品をご覧いただき、ウツウツとした気分に浸るのを楽しんでみてください。
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