見出し画像

♯20 便利な世の中は当たり前?|「何でわざわざ実店舗まで…」という気持ちの背景

「便利な世の中に慣れすぎてしまった」と感じる出来事がありました。
 
それは、少し家から遠いショッピングセンターに洋服を買いに行った時のこと。
 
普段の服装はシンプルで実用性の高いものが多いのですが、近々ちょっぴりオシャレしたい場面があるので、よそ行き感のあるトップスを探していました。
 
アンテナに引っかかった商品を試着し「これはいい!」というものに出会ったものの、欲しい色の Sサイズが陳列棚にはない…。
 
そこで店員さんに在庫確認をしてもらうことに、

 
店員さん:「申し訳ございません。当店には在庫がなくて、○○店から取り寄せる形になります。」 
 
私:「自宅に配送していただくことはできますか?」 
 
店員さん:「申し訳ございません。こちらに取りにきていただくことになります。」 
 
4~5年前の自分だったら、
 
私:「そうですか、分かりました。」 
 
と言って取り寄せをお願いし、1週間後に同じ店舗に商品を取りにいったことでしょう。
 
でも、今回はこういう風に考えてしまったんです。


 
家から出なくても 、ポチるだけで次の日には商品が届くこの時代に、
何でわざわざ一週間待って、さらには車で20分もかけて実店舗まで商品を取りに行かなくてはいけないのか?


 
そして、そんな思いから実際に 、
 
私:「そうですか。じゃあ、大丈夫です。」
 
と商品の取り寄せを断ってしまいました。
 
家に帰ってから、そのお店のネットショップを調べてみたら、
ちゃんと私が欲しい商品のSサイズがあったために、
 
“ネットショップがあるなら、教えてくれてもいいのに…”
 
と店員さんの対応に、さらにモヤモヤ…。
 
もしかしたら、ネットショップを紹介したところで、その店舗の売り上げには繋がらないから、なるべく店舗で買って欲しかったのかな…?と邪推までしてしまいました。
 
少し時間が経ってから、この一件を振り返ってみると、便利な世の中を当たり前のように感じてしまっている自分に気付きました。
 
最初の頃は、
「ネットで簡単に買いものができて、しかもこんなに早く届くなんですごい!」
と思っていたのに、それが繰り返されることで、いつのまにかそれがデフォルトになっていく。
 
これはあまりよろしくない、自分の中の変化だなと思いながらも、
「なんでわざわざ実店舗まで?」と思ってしまうこと自体は、どうしようもない気もするし…。
 
まだ解消しきれていない、ちょっとモヤモヤした気持ちです。

ですが少なくとも、「便利な世の中は当たり前ではない」ということ。
多くの人の仕事 (時間と労力) の上に成り立っているという事実だけは、忘れないようにしたいと思います。

【お知らせ】
本を紹介するブログも運営しています。
よろしければ、こちらものぞいてみて下さい。
→ひなたの本棚 
 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?