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電脳虚構

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近未来テクノロジー空想小説のショートショート
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スタエフ12部門レコメンド!「電脳虚構×朗読」、月夜ノ電脳朗読会🌙

先日の 「水曜日のKindleト〜ク×水乃しずくスペースナイト」 このコラボスペースにで生朗読をしてもらいました。 演目は拙著「電脳虚構」全10編から、表題ともなっている「善意の都市」。 「ゾックゾクだった」 「トラウマ必至」 「朗読の迫力すげぇ」 と、生朗読一発勝負が終わった後は「👏」のアイコンにてスタンディングオベーションでした。 大好評につき、朗読家の水乃しずくさんの #standfm にて【再収録版】を新たに収録をしてくれて配信が開始。 な、なんと12部門にてレ

【朗読】電脳虚構より善意の都市:作/ひなた猫々さん

どうも皆さん、こんばんは、こんにちは、おはようございます。 この挨拶の順番だということは、だいたい何時頃にこれを書いているのかお察しでしょうか。 はい、ご名答!そのとおり夕方でございます。 今までやれブログだ詩だ小説だエッセイだと、長らく物書きをやって参りましたが、毎週火曜日に開催しているXのスペース企画にて、皆さまの作品を読ませていただくことが大変楽しくなってきていた今日この頃。 だんだんと欲の出てきた私としては、少しずつ長編の朗読にも挑戦してみたくなった次第です。

文学フリマ東京38「オトナの電子文藝部」カタログ完成!(デザインについて)

#文学フリマ東京 まで一週間! 「オトナの電子文藝部(Z25-26)」のカタログが完成! そこでブース専属デザイナーからデザインのお話。 全5人の作家、13作品を販売します。 これをブースに置くカタログや、配布するチラシ用にA4で作ることに。 ・表紙やアイコン、ロゴなど必要な素材を準備して、ページに雑然と並べ、どれだけの情報量があるかを把握する。 ・素材の分類やコンセプトを考え、全体のバランス、情報の優先順位をざっくり決定。 ・カラーイメージやフォント、装飾は無視し

【5/12始動】電脳虚構 Act-1 「善意の都市」/日向猫猫 ついにリリース

これは未来なのか現実なのか「ノンフィクション?SFショートショート」ついに始動◤◢◤ 予約開始 ◢◤◢ 電脳虚構 Act-1 「善意の都市」/日向猫猫 加速する電脳世界(メタバース)20XX年 虚構と真実のオムニバス (Moon Side Designs & Books) 2024/05/12 Début!! 5/12~19 まで 99yen(文学フリマ東京38 開催記念) ◤◢◤ 購入者特典 ◢◤◢ 「電脳虚構 for Canva」全18枚・オールデザインテンプレ

電脳虚構、Kindle版出版について・・

こんにちわ、ひなたです。 この度、noteで投稿していた「電脳虚構」のKindle版のリリースが決定しました。 カバーデザイン(自作) タイトルは 電脳虚構 ACT-1『善意の都市』です。 著者は「ひなた猫々(ねね)」です。 「ACT-1」とは第一幕という意味ですね。 演劇とか舞台で使われる表現です。 決定というか、誰かに依頼を受けたわけではなく 20作品あるし、まとめよう。と、そんな感じ。 小説はやっぱり「縦書きで読みたい!」 読書好きは皆、そう思うはずです。

メタバース系ショートショートまとめ「電脳虚構」

お久しぶりデスーーー! 電脳作家ひなた猫々(ねね)です。 電脳虚構シリーズは現在出版の準備中です。 ハードル上げまくって首を絞めてる状態です。 Kindle小説に革命が起きるかも!! そんな気持ちで編集作業を行なっています。 最近、ようやく「メタバース・NFT」とか世間でざわついてますね。 やっと私の創作の世界。。。 というか、私の師匠の渡辺浩弐さんの世界観なんですけどね。 現実はその世界が追いついてきた感じです。 師匠の渡辺浩弐さんも、最近noteを開設しました。

電脳虚構#20| 幽霊の証明

「どーですか? 私のかけてるこの”ゴーストグラス”。 一家にひとつ、いや個人にひとつ持っててもいいくらいですよ」 「これで本当に幽霊が見えるんですか? なんかイマイチ実感わかないなぁ」 「いやいや、この商品は”幽霊が見えないこと”に意味があるんですよ」 「え?みえなければ、ゴースト・・グラス? それの意味なくないですか?」 「この商品。我が社がNOSOと共同開発して何年もかけて実現した画期的な発明なのです。 現在、特許申請中ですが、いずれ大きなニュースになるでしょう

電脳虚構#18|課金地獄

さびれた工場の隅、毎日の退屈な流れ作業。 安い時給で鞭で打たれるように働かされ、身体を引きずるように帰る。 今日もスーパーで安いカップ麺と、見切り品の総菜を適当にを買う。 殺風景なワンルーム。 エアコンの調子が悪く、むせ返るような暑さだ。 日々溜まっていくのは金ではなく、捨てずに置きっ放しのゴミと、ストレスだけだ。 そんな現実から目をそむけながら、適当に夕食をかっこむ。 ゴミをいつものように放り投げ、逃げるようにして「あの世界へ」もぐる。 ・ ・ ・ Chapte

電脳虚構#17| 人生テトリス

この世の中、みんなそれぞれテトリスのブロックになり、自分の場所へとはまっていく。 向きを変え、スキマをさがし、上手に積み上がったブロックの中に溶け込んでいく。 時にスキマが生まれても、すぐ次のブロックがフォローして隙間を埋めてくれる。そういうチームワーク、助け合いがあるのが素晴らしきこの世界だ。 僕は・・でも僕は。 いつも自分の番が回ってきても、スキマなんかない。 どんなに向きを変えても、自分のというブロックがピタっとハマる場所が見つけられない。 タイムアップがきて、

電脳虚構#16 | 夏の日の少年

コージとユミコと僕。 自転車で学校の裏のドングリ山に行ったんだ。 そこでUFOがみれるんだって、ユミコの兄ちゃんの友達から聞いた。 この夏休み中に実行しようとこっそり作戦を立ててたこの「UFO計画」。 今夜がその決行の日だった。 みんな半分はジョークだった。 ・・でも本当にUFOに遭遇するだなんて。 ・ ・ ・ 彼は「ケンヂ」と名乗った。 自分の星へ帰る途中、充電が切れて急きょ僕らの星に不時着したらしい。 こっそり燃料をためて、帰るつもりだったそうだ。 僕らと

電脳虚構#15 | 夏休みの終わりに

Chapter.1 おんぼろバス ぼくの家から、電車をいくつも乗りかえて3時間。 そこからさらに、おんぼろバスで50分。 ガタガタと山道をゆられ、アーチのような竹林を抜け、おばけがでそうなトンネルを通る。 長い下り坂、バスはスピードが上げて一直線。 南風に乗って、ふわっと潮風の匂いがバスいっぱいになる。 その先の急カーブを左に曲がると、キラキラ光る海が見えてくる。 波に反射する日差しが眩しくて、ぼくは思わず目をつむる。 海を横目に細い道を右に左にくねくねとバスは進む

電脳虚構#14 | ザッピング・ルーム(下)

Chapter.4 シェア・ホスピタル からの続き Chapter.5 暴露 彼女は以前、この「シェア・ホスピタル」チームのチーフプログラマーだった。 もともとは彼女の提案からスタートした社運をかけたこの計画。 「天才」と言われる彼女はいつでもクレバーで最高の仕事仲間だった。 才色兼備、女性としても魅力があり「相棒」からいつしかそういう関係にもなってしまう。 その噂が社内に広まり彼女はこのチームを、会社を追いやられしまった。 僕は彼女を庇わなかった、自分の地位を失うこ

電脳虚構#14 | ザッピング・ルーム(上)

Chapter.1 イチカ家の裏の通りに差し掛かると、温かくいい匂いが漂ってきた。 「お、今日はカレーだな」 イチカは家庭的で料理上手だ。 特に彼女のカレーは格別でつい食べ過ぎてしまう。 「ただいま、今日はカレーだね。 裏の路地まで匂いがしててもうそれだけで腹ペコだ。」 3つ年上の彼女、高く髪を束ね、白いうなじのエプロン姿。 この素朴な無自覚のかわいさが、たまらない色気を放っている。 「おつかれさま。お料理、すぐできるから先にお風呂どうぞ。 今日はお隣さんから柚子い

電脳虚構#13 | ホークアイ

Chapter.1 博士と助手 「どうです?私のこと見えてますか?」 少し目を逸らした隙に博士は目の前から姿を消した。 「これはすごい、まるでステルス迷彩だ。」 空間がニュルっと歪み、透明な空気に色がつく。 その色は徐々に人間の輪郭へと形成されていき、博士の姿が現れた。 「そうこれがカメレオンの能力なのですよ。  きっとヒットしますよ、この擬態能力は。」 遺伝子工学の研究が進み、あらゆる生物の能力、その遺伝子を人体に取り込むことが可能となった。 その技術が国の研