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世界複合遺産ワディ・ラムの現状

今年の夏は、世界中が『いつもと違う夏』を過ごしているでしょうね。

先日、私も『いつもと違うWadi Rum』を見てきました。

Wadi Rum(ワディ・ラム)とは、
ヨルダンにある観光地のうちの一つで、自然保護区となっています。
世界複合遺産にも指定されています。

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私が住んでいるのは、アンマン。
そのヨルダンの首都から、約340km南にある、岩山と砂漠の地がWadi Rum(ワディ・ラム)です。

観光立国であるヨルダンには、沢山の見所があります。

中でも有名なのは、ペトラでしょうか。
今まで、映画の舞台になっています。
(インディージョーンズとか)

Wadi Rumも、古くは「アラビアのローレンス」から、最近では「アラジン」、「スターウォーズ」などなど、多くの映画の舞台となっています。


いつも、自分のブログの方に、Wadi Rumで何処へ行った、こんなことした、など書いていますが、
今回、うちの三男が撮った星空の写真をブログに載せたところ、真っ黒にしか表示できませんでした。
画像を圧縮するので、仕方ないですね。

で、noteなら綺麗に出るかな?と考え、こちらを、
WadiRum写真館にしてしまおう!
と思います。


先ずは、今回のWadi Rum遠足で、私がスマホで撮った写真を。

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うん、やっぱりブログより綺麗に出る。
ここは、小さめの砂山。
三男は、サンドボードをしています。
この写真は、色の調整をしていません。
肉眼で見ても、こんな色の世界です。

うちの子たちの砂遊び場は、Wadi Rumの砂山。
泥団子はできないし、行くのに5時間ほど車で走らないといけないけど。。。

せっかくなので、他に撮った写真も載せてみます。
全て、私や三男、一緒に行ったMさんが撮影した、スマホ写真です。

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Wadi Rumジープツアー途中の様子。
こういう景色の中を、のんびり走ります。


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あまりの暑さに、ヤギも人間も木陰に集まるの図。


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Wadi Rumの夕陽。
360°見渡す限り、誰もいない。音もしない。
ここにいるのは、私たちとドライバーだけ。
(コロナ禍とオフシーズンが重なって、殆ど観光客がいなかった。)


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好き嫌いの別れるWadi Rum。
自然以外の何も無い砂漠だけど、
とりあえず、うちの子供達には好評です。


宿泊場所は、テントです。

と言っても、スナフキンのようなテントではなく、
ワディラムのベドウィン達が昔から使っているような生地を使い、
土台は鉄骨で組まれた、しっかりとしたテントです。

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ここは、最近できた新しいキャンプ。
このタイプのテント宿泊が、お手頃価格となります。
(1泊20JD約3000円、シーズンやキャンプによってお値段が変わります。)

最近は、ドーム型のお洒落なテント?なんかもできていますが、私は泊まったことが無いので、なんとも説明できないのが残念。

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Wadi Rum Night Luxury camp


冬場の天体観測は、上が透明になったドーム型が良いでしょうね。
というのも、冬の砂漠の夜は、とてつもなく寒いです。
以前、冬の流星群観測でワディラムへ行きましたが、
寒過ぎて流れ星どころではありませんでした。

今回は、夏の流星群、ペルセウス座流星群を見るために、真夏のワディラムへ行きました。
(昼間は地獄の暑さです。)

その時の様子を書いたブログがこちらです。

その時に、三男がスマホで撮影した星空がこちら。

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写真の下の方が、モヤモヤとスマホ画面が指紋で汚れているようですよね。
それは、汚れではなく、天の川です。

更に、写真左上にある短い白い棒のように写っているのは、多分、偶然写り込んだ人工衛星だと私は思うのですが、いかがでしょう?

写真では、ただの平面ですが、実際は、
この星空が立体的に、空全体が満点の星空になります。
外の砂地に寝転んで、ぼんやりと星空を眺めていると、天の川が徐々に場所を移動するのがわかるのです。
(本当は、私たちが動いているんだけど。。。)

今回は、ペルセウス座流星群の極大を目指して来たので、天の川+流れ星でした。
(8月12日〜13日)



しかし、
このコロナ禍の中、ヨルダンの観光地も苦境に立たされています。

海外からの観光客は入国できませんが、国内旅行の制限はかかっていません。
アカバ(最南部の街)や死海のリゾートホテルでは、国内在住者向けに、お得な値段で宿泊できるプロモーションをしたりしています。
(高級ホテルなので、割引でも高かったりするけど...)

その苦しい姿を、ワディラムで目の当たりにしました。

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とても分かりにくいのですが、上の写真は、3月初旬にワディラムへ行った時のものです。
お客さん用のシャイ(紅茶)があり、人もたくさんいて、お土産屋さんはとても賑わっていました。

そして、

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これが、同じポイント(Um Fruth Rock Bridge)の今現在のお土産屋の姿です。
何年前に潰れたの?と思わせる佇まいですが、ここ何ヶ月かで、こうなってしまったようです。


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以前のお土産屋の写真を撮ったことがないので比べようはありませんが、ここ(Lawrence‘s Spring)も人っ子一人いませんでした。
辛うじて、少し離れた木陰にいたのが、3枚目の写真の山羊飼いの少年とヤギたちでした。

世界中の観光地が、大なり小なり同じ状態なのでしょう。

早く、以前のように旅行ができるようになると良いですね。
その時には是非、この小さな国の雄大な自然を見に来てくださいね。


ここからは、同じような茶色の写真ですが、Wadi Rumの風景や三男撮影の星空の写真など21枚を、有料で公開しようと思います。
(本当に、空色と茶色と黒しかありません💦)


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