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アイドルオーディションから大量の「母」現る。

 ふとアイドルのオーディションを観た。

デビューを夢見て必死な彼らの姿に涙する自分がいた。

カラオケの十八番はsexy zone「好きすぎて」の私でも今までアイドルとして煌びやかに舞う彼らしか目にしたことがなかった。

だが、オーディションを通して成長する彼らは、顔で好きになるという短絡的な「恋」ではなく、「愛」を生み出した。

愛をもった私は、彼らが巣立つ姿をただ見守る「母」となった。

最近は、リアコというリアルにアイドルに恋をしてしまう人達が彼らとの距離感を忘れ犯罪を匂わす。

しかしファンとして相応しい立場は、「母」になることだ。

私は、数ヶ月前にはイケメンが好きだと叫んでいた若い安直な思考から離れ「母」になれた。

不安定な世の中では母親になることに不安を持つ若者もいるだろう。

しかしオーディションを観ることで、母親になることの喜びを一足先に感じられる。

アイドルオーディションは母親の擬似体験を可能にする。

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