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こんにちは。
社会福祉士、精神保健福祉士のぽこです。


◇「新人だから」は通用しない

今日は「新人」という立場について、私なりの考えをシェアします。
私の「新人」に対する考え方に対して、大きな影響を与えた言葉があります。
それは、「ステージに立てばみんな同じだ」という、学生時代の顧問からの言葉です。

・中学時代の顧問の話

中学生の頃、吹奏楽部に所属していました。
非常に厳しく丁寧に指導してくださる顧問で、少し音程がずれている、少しタイミングが合わなかったといった些細なミスに敏感でした。
ミスに対して「なんでそんな簡単なこと間違えるんだ!!馬鹿か!!!」と罵声を浴びせられる毎日でした(笑)。
それでもかなりの時間を指導に割いてくれた顧問には、今でも感謝しています。

ミスに対し、生徒が「お腹が痛くて・・・」とか、新入生が「このパート苦手で・・・」と答えた時。
その時顧問が、「そんなの観客から分かんねーだろ!!!!」と言いました。
「新人かもしれない。
お腹が痛くてコンディションが悪いかもしれない。
体調が悪いかもしれないし、すごく辛いことがあって演奏に集中できないかもしれない。
でも、観客から見たら演奏者以外の何者でもない。
観客にとって、一人一人のコンディションは関係ないんだよ。

ステージに立ったら、みんな同じ見られ方をするんだ。」
こんな感じのことを言っていました。
この話が、10年以上経った今でも私の信念に大きく影響しています。

・救護施設での今

なぜ突然この話をシェアしたかというと、今の私が新人丸出しの働き方をしていたからです。
救護施設の指導員という立場で働いている今、施設への入所や短期入所などの窓口をしています。
入所希望や、短期入所の利用希望の連絡を受け、利用者に関する聞き取りを行い、現場の職員に共有して利用可否を検討する。
そんな窓口の仕事をしています。
異動になってから1ヶ月半の間に、すでに何件も相談を受けています。
その際、何度自分の心の中で「まだ入ったばっかりで分かんないよ」と逃げ出したか数え切れません。
何度、調整相手に対して「4月に異動してきて・・・」という言葉で詳細な説明を逃げたか。
皆さんお優しいので「大変ですね」と声をかけてくれますが、私はいつも帰宅してからモヤモヤしていました。
いつまで新人でいるつもりだろう、と。

・いつまでも若葉マーク

私は大学生時代、免許をとって1年以上経過しても若葉マークをつけていました。
(その後、警察の方に注意されて外しました。)
それは、若葉マークをつけていた方が気が楽だからです。
「運転初心者なので」と全ての行為に言い訳ができる気がして、若葉マークに頼っていました。
今の状況もそれと同じです。
新人だからという言い訳に逃げているに過ぎない。
そんな現状に気づき、そんな自分でいていは何も変わらないのだと焦燥感を抱くようになりました。
私が1年経験すれば、ベテラン10年の先輩は11年になります。
時間の流れは一定です。一生、その差は埋まりません。
ですが、その間にスキルの差を埋めることはできます。
それに、ベテランの先輩を追い越そうとしなくてもいい。
自分が、次の世代に対するベテランになろうとすればいいのです。
私は、いつまでも”一番新人で、一番まだよくわかっていない子”という立場でいなければいけないのだと思っていました。
しかし、自分次第でいつでも抜け出せる。
若葉マークを外して公道に出る勇気と、十分な試行錯誤と努力を積み重ねて、私もベテランになろう。
そんなふうに思いました。

・脱「新人」

いつまでも新人してても仕方がない。
「前任者はすごかった」ではなく、そう言われる前任者になるための道はもう始まっています。
新人という立場に甘えず、わからなくても仕方がないと逃げず、自ら知ろう分かろうという意識を改めて持ち直します。
月曜日、今日からまた気持ち新たに頑張ろうと思います。

今日の静岡県は荒天です。
皆様の地域はどうでしょうか?
通勤、通学どうぞお気をつけて。
それでは、また💐


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