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はじめの一歩

一歩は、踏み出すことだけなのでしょうか。

一歩は、まずスタートラインに立つことだけでも、まだ始まっていないんだと知るだけでも、いいのかもしれないな、と思っています。

社会人になって何年も経つと、新しいことを始めるのはなかなか難しい。何が難しいって、「自分はゼロだ」と認めることが難しいのだと思います。そういう私も、今日やっと「自分はゼロだ」と認めて、スタートラインに立とうと決めたのです。

フリーランスになる=自分はすごい人じゃないといけない。そんな風に心のどこかでは思っていたのだと思います。

できないと言ってはいけない、できる風でないといけない、そうじゃないと首になりそうだ。

けれども、そんなことでは何も前に進みませんでした。できないことがどんどん明らかになり、何をどうしていいかもわからない。助けを求めるにも、誰に聞いたらいいのかわからないのです。

ふと、「ああ、自分は何もできないんだ」と思いました。これは、いい意味で。

今までどれだけ似たようなことをやってきたとしても、新しい場所に入ったら、全ては学ぶべきことだと。やってきたことがあるにせよ、一旦は横に置いて、自分が成長できる部分を探す方がいいのだと、思いました。

自分はできないと認めることは、辛い。
ああやるべきことが多すぎる!と布団を被りたくもなります。でも、できるフリをしていた時よりはずっと楽な気がします。

きっと、教えてくれる人は世の中にたくさんいるから。

トントン、と扉を叩いてみようと思います。

そう思っている今、これが私のはじめの一歩です。

言葉で、日々に小さな実りを。そんな気持ちで文章を綴っています。