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【アーユルヴェーディックな暮らしのすゝめ】睡眠の”質”が1番大切

こんにちは。Hinakoです。

今日は「睡眠」について、アーユルヴェーダ視点でお話してみます。
様々な健康法、セルフケアがあり、私もディナチャリアを取り入れアーユルヴェーディックな暮らしを行っています。それでもこの「睡眠」のメカニズムが崩れ始めると、どんなにセルフケアが出来ていても肉体だけではなく精神面も不安定な状態が続くなあ。と気付きました。
実体験も含めて、睡眠の大切さをシェアしていきます。

睡眠の質が1日を決める

私のセルフケアライフセッション(旧:Ayurveda 3Step Life Session)や3か月集中講座にご参加の方は毎日ジャーナリングを付けてもらっています。ジャーナリングとは、詳細な日記であり、1日どんな生活を行っているのか細かく書き留めていくものです。(食事内容、起床時間、ディナチャリアの有無、感情面等…)その中でも私が注目してみている項目が”目覚めの状態”です。

睡眠の質は、目覚めの状態によって判断できます。
すっきりとして完全に身体も修復が済み、すんなりベッドから起き上がれる状態。
この状態が快眠が出来た印であり、良い睡眠の状態を表します。
どんなに睡眠時間が長くても、この状態で起きれない場合は良い睡眠をとれたとは言えません。巷では睡眠時間を重視した健康論が多いですが、個人的に大切な割合としては睡眠時間<<<睡眠の質(寝起きの状態)だと思っています。

これが寝起きの感覚が「まだ寝たい」「身体が重い」と言ったいわゆる”寝起きの悪さ”が感じられる場合、睡眠の質は良くありません。皆さんの睡眠の質、寝起きの状態はどうでしょうか?すっきりと起きれていますか?

そもそも睡眠とは「身体の修復の時間」

ではなぜ私たちは睡眠が必要なのでしょうか。それは「身体や心の修復を行う必要がある」からです。
昼間の間に様々な肉体的、精神的な活動を行い、私たちの肉体は細胞の消滅・誕生が行われ、心も沢山の経験や感情との向き合いを行っています。肉体的に蓄積された疲労や筋肉や内臓は、”睡眠”によって休むことができ、回復します。昼間はフル活動で何かしらの動きを無意識レベルで行っていますからね。

心も一緒。常に情報や外側から影響を受け続け、五感を通して様々な思考が走ります。そして、自分に対してのリアクションやそれ以外のリアクションから思考を通して”感情”の選択を行っています。その選択によって喜びを感じたり、悲しみを感じたり…私たちの心もたくさんのアクションを1日中常に行っています。

この肉体的・精神的なリアクションが全くない時間が、”睡眠”の時間なのです。
私たちはそもそも肉体の存在でも精神的な存在でもありますが、本来は”魂”という物質世界では表しにくい存在。この本来の存在に戻る瞬間とも言われますね。ヨガで言う悟り(サーマディ)に近い状態とも言われますね。この状態にある意味”帰る”ことで、私たちはようやく物質界で必要とする肉体や精神的な部分を休ませることができるのです。

睡眠の質と瞑想やヨガプラクティスの質は比例する

これは私の実体験からわかったことになります。帯状発疹になる前は、基本的に睡眠の質は良く、寝起きはすっきりとしてすぐにモーニングルーティンに移ることができ、ヨガプラクティスや瞑想にもかなりの集中が出来ました。
私が帯状発疹で思うようにようにヨガプラクティスが出来なかった時期、瞑想にかなりの時間を費やしました。身体を動かせなかったので、じっと動かない瞑想ならできるだろうという観点からです。
しかし、いざ瞑想してみると、、、痛みがまだある時期はまずは肉体的苦痛から瞑想に集中が出来ませんでした。神経痛だったのでランダムで強い痛みが身体に走る状態だったのですが、瞑想状態に入ってもその痛みによってすぐに現実世界に引き戻されます。

痛みがなくなり、ヨガのプラクティスも少しできるようになったころは、痛みが走る頃よりも瞑想に集中はできましたが、やはり帯状発疹前の瞑想の質は叶いませんでした。よく考えるとこの時期は鎮痛剤の副作用による眠気から睡眠を行っている状態で、寝起きは「寝足りない」と思うことばかりでした。やはり、瞑想やヨガプラクティスの質向上には、睡眠の質の向上も必要なのだと腑に落ちました。

どんなに行動としてヨガプラクティスや瞑想を行っても、質が悪ければあまり心地よい状態にはなれません。まずは日常生活の必ず必要となる”睡眠”から整えなくてはいけないと改めて学びが起きました。

まずは睡眠の質が悪い原因を探り、質を上げる

ではどのように睡眠の質を上げるのか。これはまず睡眠の質が下がっている原因を探り、整えていくしかありません。
大きくは「食事の採り方」「ストレスの度合い」「就寝前の過ごし方」で確認が取れます。

「食事の採り方」の場合、夕食がキーになります。あまり遅い時間にかなりの量の食事を摂ると、身体は消化にエネルギーを割いてしまい身体の修復が十分に行えず寝不足となります。食事の時間と量を見直してみてください。

「ストレスの度合い」については、日ごろどれだけのストレスが自分に付きまとっていてるか確認します。基本的に”力を抜く時間があるか”、”力を抜けるか”によって、どれだけ日ごろストレスを感じているかが分かります。力が抜けない人、本当に多いんですよね。

そして「就寝前の過ごし方」については、まずはスマホや頭を使う作業を行っている場合、うまく入眠することができません。特にピッタ時間である22時以降に行ってしまうと、ピッタが悪さして眠りに向かうことができないんですよね。就寝前は22時までのカファ時間を大いに利用して、リラックスし身体を休せる方向にして行きたいものです。

いかがでしたでしょうか。夏なので睡眠は中々トラブルが多いもの。
睡眠の質を整えて、1日を快適に過ごせる何かヒントが伝わっていれば幸いです。

ここまでお読みいただきありがとうございました。

Om

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