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【アーユルヴェーディックな暮らしのすゝめ】Vol.14食べる量

こんにちは。Hinakoです。

アーユルヴェーダ的な食事法の”食事のリズム”について深堀をしています。
今回は4つ目、「食べる量」についてお話していきます。

一般的にも、”腹八分目”という言葉が耳馴染みだと思いますが、アーユルヴェーダでも一緒です。
一体アーユルヴェーダではどのような考え方で”腹八分目”を推進しているのか、今回はご紹介させて頂ければと思います。
結構納得のいく根拠が実はたくさんあったのです。

3:3:3=水:食べ物:空気がベスト

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突然ですが、「3:3:3=水:食べ物:空気」。これはぱっと見てわかりますか?
これはアーユルヴェーダ的に腹八分目をとてもコンパクトに説明しているのです。
厳密にいえば、腹八分目以下になっているのですが、アーユルヴェーダでは食後の胃の中を「3分の1を水、3分の1を食べ物、3分の1を空気」にすると良いと言っています。
(3:3:3の式が合っているか調べたのはナイショ・・・(笑)小学生の頃にこの計算やってたみたいです。オドロキ)
これは日本人の和食の取り方「1汁3菜」(ご飯1杯に対して、味噌汁1杯と3種類のおかず)とかなりリンクしており、アーユルヴェーダでも同じような割合の食べ方を推奨しています。

季節の食べ物を食べる、六味を取り入れる、3:3:3の比率で食べる等、様々な食事法が日本人の習慣とリンクしており、かなり日本人の元々の食生活がアーユルヴェーディックな食事法だということが分かると思います。だからこそ、取り入れやすく、なじみやすい。私のような日本人がアーユルヴェーディックな食事を実践してる人が多い証拠であるのです。

消化迄が食事

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ではなぜこの「3:3:3=水:食べ物:空気」が好ましいかというと、”空気”がキーになってきます。
皆さん、食事は食べておしまいだと思っていませんか?これまでの記事を読んでいただけた方はもしかするとピンと来ているかもしれませんが、食事は”食べて終わり”ではありません。”消化迄が食事”なのです。もしかすると”排泄迄が食事”と言っている方もいるかもしれませんね。
そもそも、食事というのは”食べることが目的”なのではなく、食べることで”必要なエネルギーを補うこと”が目的です。
なので、”食べて終わり”の考え方ですとそもそも消化まで目が届かないのです。

”消化迄が食事”なのであれば、食べるときも食べた後の消化に対して考慮する必要が出てきます。そこで”腹八分目”であり、”3:3:3=水:食べ物:空気”という教えが来るわけです。
もちろん食事内容的にも、消化しやすい食事と消化しずらい食事などありますが、まずはこの比率を頭に入れて食事をとるようにしてみてください。
食事内容を変えなくとも、身体は喜んでくれるはずです。

腹八分目の目安は、次の食事の時間に空腹が訪れるか

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では、腹八分目とはどの程度の量なのかというと、「次の食事の時間に空腹が訪れるか」です。
食事の量、消化できる量は人によって様々です。なので、このくらいの量やカロリーがいいですよとは言い切れません。
そこでバロメーターになるのは”空腹”。次の食事の際に、しっかり”空腹”が訪れ、美味しく食事を採れれば問題ありません。
現時点でどのくらいの量が自分に適正かわからない場合は、1週間くらい自分のお腹を観察してみてください。
気にしなければ気付かない。気にすれば気付くようになる。まずは気にする、観察することから始めることをお勧めします。

どうしてもたくさん食べたいときは1日で調整する

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もちろん、友達とバイキングに行ったり、旅行などで食べ歩きを沢山したりするときなど、どうしてもたくさん食べるべき時などはありますよね。
そんな時にこの言いつけを守っていても、その場の雰囲気を壊したり、魔が差して気分よく食べれず、せっかく食べたものが美味しく感じない原因に繋がりかねません。
そんな時は、1日をトータルして食事の量を考えればOKです。

例えば、お昼にバイキングに行ったとき。お腹いっぱいに食べたなあと思ったら、夜はおかゆ等軽めの食事にしておく。
もしくは夜になってもお腹が空かないのであれば、思い切って食べずに半断食してしまう。
夜に多く食べた日は、翌日の朝食を抜いてみる。

等々、食事をその時に限らず、1日のサイクルとして見て、食事量を調整することもおすすめします。
やみくもに食べ続けるから、胃腸が悲鳴を上げてしまうのです。お休みする時間を作ってあげれば、負担は減ります。

いかがでしたでしょうか?案外頑張らなくても出来そうですよね?
日本人の食生活は本当にアーユルヴェーダに沿っています。だからこそ実践しやすいししっくりくる。
無理せず気軽に続けられるのも魅力です。
次回でこの”食事のリズム”については終わりになりますが、是非1つでもいいので参考にして頂けたら嬉しいです。

それでは今日はこの辺で。
ここまでお読みいただきありがとうございました。

Om
Hinako

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