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大人の人生観・恋愛観・結婚感

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若い頃には感じなかった人生観や価値観などを語ったもの。
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斜め45°から向き合う

仕事が一段落したことで時間や気持ち的に余裕ができた。だからといって今まで忙しいという理由で向き合えなかったものが向き合えるようになったわけではない。片付けがその一つ。よく明日試験というときに限ってキレイにしたくなるのがいい例で、時間の余裕がやる気を出すわけではない。 「書くこと」に向き合えていなかったのは、忙しいからと思っていたけれど、そういうわけではないらしい。インプットが足りていないのに無理やりアウトプットしようとしていたのだと思う。わかりやすく言うと食べてないのに無理

「この仕事を選んだわけ」が書けなかったわけ

「この仕事を選んだわけ」という投稿コンテストが開催されていたが私には書けなかった。仕事がつまらないわけでなく私なりには一生懸命に取り組んでいるが、これがやりたいからと選んだわけではなく、また「仕事」に対して大きな愛情はそそげていないかもしれない。 ◆ 私はどんな仕事をしたかったのだろうか。子供のころは漠然と夢があった。もちろんうわべしか知らずに制服の格好良さやドラマなどの姿とかで選んでいたのかもしれない。成長をしてからの私は大きな夢は持っていなかった。それは将来について何

自分を知る

灯台下暗し 本質をつかんでいることわざだなと思う。最近は「おとなのおめめ」(老眼とも言う)なため比較的遠くのものはよく見えるが、近くのものはぼやけてしまう。まあこの例えはこのことわざの意とは違うが、身近なものは案外と気が付かないということはよくある。その一番の身近は自分自身であり、生まれたときからひとときも離れたことがない。 自分のことは自分が一番理解している それは嘘ではないと思う。勝手に理解されても困るし、また理解してほしいと思って言葉にしたとしても伝わるものではな

2021年を振り返ってみた

気がつくと2021年が終わろうとしている。この数年は年末感を感じないことが多かったが今年は特にその傾向がある。そして暑い寒いなどの温度感は肌に感じながらも、それが季節の変化であることに鈍感になった。東京オリンピック・パラリンピックが行われたのが数ヶ月前のはずなのに遠くに感じる。その割に昨年の紅白歌合戦はついこの間だったような感覚もある。時空が歪んでいるのではないかと勘違いする。 私の2021年はいろいろな感情が複雑に合わさり凝縮された年だったような気がする。 母の死 寝

妙齢のクリスマスの過ごし方

今年のクリスマスはどのように過ごしてますか?。 24日のクリスマスイブは金曜日、そしてクリスマスは土曜日ということでいつものクリスマスよりも盛り上がっているのだろう。私にとってクリスマスの存在は憂鬱でしかなかった。まわりが騒がしく浮かれるのと反比例して私の心は沈んだ。それは家族であれカップルであれ幸せに過ごす日と信じていたからだと思う。家族のある人と付き合っていたことがある。クリスマスはその家族と囲んで楽しくすごしているのかもしれない。その空間の中には私は存在しない。どうし

愛について勝手に語る(恋愛と新明解国語辞典/真実の愛)

恋愛と新明解国語辞典新明解国語辞典は「日本で一番売れている国語辞典」であり、一部のマニアには「読み物」と呼ばれているらしい。最新版は2020年(令和2年)に発行された第八版であるが、1981年(昭和56年)に発行された第三版の「恋愛」はとても有名で国語辞典とは思えない意味が記載されている。 「できるなら合体したい」 『「合体」とはなんですか』となどという野暮なことは聞かないが、このぼかしかたはどこか昭和のマンガを思わせる。きっとこの頃の中学生は「合体」の意味も一緒に調べた

愛について勝手に語る

■「女性は上書き、男性は別名保存」と言われていることについて恋愛感の話をしている中で「女性は上書き、男性は別名保存といわれているよね」という話題になった。恋愛において恋人ができると、女性は過去の人を上書きして忘れ、男性は過去の人をいい思い出として残すといった「女性は上書き、男性は別名保存」説が色々なところで言われている。それほど真剣に考えるテーマではないが、この説によって揉める恋人たちは結構多いと思われる。「なんで私がいながら前の彼女の話題をするの」なんていう話を時々聞く。ま

2021年秋 #買ってよかったもの(iPadmini6/備前珈琲玉/プラントボールなど)

ストレスがたまると物が増えていく。購入するという行為が好きなだけで本当にものだったわけでないかもしれない。しかし夏頃からクローゼットの断捨離を行うことで洋服の無駄買いは確実に減った。デスクまわりを整理することで余計なものを買うことは減った。しかし意味不明に植物たちは増えているが癒やしのためなので、勝手に仕方ないと自分に言い聞かせている。 2021年秋に購入したもので、買ってよかったと思うものを挙げようと思う。そして買ってよかったかまだわからないもの(今日IKEAで買ったもの

妙齢のひとりごと(私を一番理解していないのは私でありながらも、理解することが必ずしも幸せかどうかはわからない。)

妙に長いタイトルをつけてしまった。自分のことを理解できていると言えるひとはどのくらいいるのだろうか。誰よりも一番長く付き合っているはずなのに案外とわかっていないのが自分自身なのではないだろうか。よく「自分を知る」といったような本や情報などがあるが、本当に知るべきなのだろうかよくわからない。 ◆ 私が感じている自身と第三者が思う私の印象は思った以上に相違している。私が知っている自分の顔は鏡に写った姿であり生まれてから一度も私を「直接」見たことがないのだと改めて気がついた。

温かくて・妖しくて・切なくて…心揺さぶられる曲たち (#プレイリストをさらし合おう)

暑い日がありながらも朝夕は肌が冷たく感じる。仕事が終わって帰るときにふと空を見上げると濃紺の空と灰色の雲が混じった闇が広がっていた。イヤホンから聴こえた曲は私の心を揺さぶってくる。どこか温かく、妖しく、切なくて空を見上げないと涙が落ちてきてしまう。 ◆ ■Leave the Door Open(Silk Sonic)ブルーノ・マーズとアンダーソン・パークがコラボして生まれた音楽グループ「Silk Sonic」の曲。当たり前のように書いているが、実はブルーノ・マーズやアンダ

なんてことのない日常の話。時々グチ。

ここのところの投稿は少し力が入っていたので、たまにはゆるゆるな日常を書きたい。そしてあまりグチをいうのは良くないけれど、たまには吐き出してもいいのではと思う。だから今日はただただ語ってみようと思う。 卵売り場がわかりにくい どこのスーパーに行っても不思議と卵売り場を見つけられなくてほぼ100%「すみません卵はどこにありますか」と店員さんに聞いている。 twitterでつぶやいたところ「わかる〜」「私も〜」という意見があった。週末はいつもとは違うスーパーに行くことが多く、そ

ポジティブにも前向きにもなれない夜でも朝は来るらしい。たぶんね。

今、ノンアルコールビールを飲みながら書いている。正直にいうと美味しくないしどうしてビールの代わりにこれを飲まなくちゃいけないのかと思う。そもそもビールは好きではなく乾杯の時に仕方なく「とりあえず一杯」を飲むが、それに含まれているアルコール分は「はかいのつるぎ」に変換され怖いものなしの状態になれるため悪くはないと思う。私はゲームをやらないので「はかいのつるぎ」が強いのか弱いのかわからないけれど、なんとなく強そうなので例えてみた。だからアルコールがないビールは私にとって何のメリッ

本当は料理が嫌いではなかったのかもしれない

週末になるとスーパーで食料品を買い込む。 それは大人になってから長い長い間行っていたが、楽しんで買い物をしたことはなかった。週末以外はまともに料理をしていなかったし、その週末すら惣菜や冷凍食品をレンジでチンで終わらせることが多かった。 かつて、母から「料理を手伝いなさい」とよく言われたが、それが苦痛で仕方なかった。母は料理がとても上手な人であったが、私と食の好みが異なっており素材選びや味付けで反発することが多く「それだったら手伝う必要ないでしょう」と母からも料理からも逃げ

その爪の痕 #冒頭3行選手権

背中に傷をつけて 僕の上に乗った彼女は小さく喘ぐようにつぶやいた。僕は温かくまとわりつくその心地よさに理性を失っていたが、彼女が発した言葉に一瞬我に返った。 僕は彼女の背中に手を回し恐る恐る爪を立てた… 野やぎさんの#冒頭3行選手権 に参加しました。 なんか官能的なことを書きたい気分になったのですが、こういうのをきちんと書いたことがないので、3行だったらと思って書いてみました。