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私が創りたい未来の社会

私は、小さい頃からずっと、未来に対してワクワクで溢れていた。
想像できるものには、なんにでもなれると思っていたし、大人になることへの憧れがすごく強かった。早く大人になって、あれをしたい、これをしたい。やりたいことがたくさんあった。

夢も、たくさんあった。
女優、歌手、弁護士、検察官、細胞検査士、カフェ店員、カフェの経営…
魔法使いになれば、全部出来るじゃん!って閃いて、小学5年生の自己紹介カードには、魔法使いって書いたり。
一つに絞ることが難しいほど、なりたい職業がたくさんあった。

そして、ずっと、みんなもそうだと思っていた。
みんなも早く大人になりたいし、私まで多いとは思っていなかったけど、将来したいことがたくさんあると思っていた。

でも、中学2年生の後半から、将来について考える授業が多くなってきて、
「将来が不安」
「やりたいことなんてない」

そんな声を多く聞くようになった。
周りの人たちとの将来に対するワクワクのギャップを感じた。
思い返してみれば、自己紹介カードを書いていた小学生の時も、私は「なりたい夢がありすぎるけど何にしよう。」と悩んでいたけれど、周りの人たちは「やりたいことないけど、なんて書こう。」と悩んでいた。

だから、みんなも私と同じように、未来に対してのワクワクが溢れるようになってほしいと思うようになった。そして、誰もが未来に対してワクワクで溢れる社会を創りたいと思った。


私が未来に対してワクワクでいっぱいなのは、性格的な理由もある。ドラマや漫画に感情移入が激しい私は、弁護士のドラマを見たら、「弁護士になりたい!」と言って弁護士のことについて調べたり、寄生虫のドラマを見たら、「寄生虫学者とか、細胞検査士になりたい!」と言って、本を買ったり。
でも、1番の理由は、”小さい頃から私の周りに「つながり」がたくさんあったこと”だと思う。
両親が、たくさんの経験をさせてくれて、やりたいと思ったことができる「つながり」があったこと。
毎日幸せに楽しく生きている大人との「つながり」を、周りにいる人たちが持っていたこと。
たくさんの「つながり」があったことで、毎日がワクワクして行ったし、未来に対しても、ずっとワクワクしていれている。

だからやっぱり「つながり」ってすっごく大切なことだと思うし、子どもたちが通う学校を、なにかとのつながりで溢れる場所にしたら、どの子も未来に対してのワクワクで溢れるようになると思った。

例えば、地域とつながること。地域のお祭りや、町おこしの実行委員をしてみることで、今まで知らなかった自分の街の良さや可能性を発見する。その良さや可能性を、どうしたらたくさんの方に知ってもらえるか考え、実行してみる。子どもたちはきっと、この経験から様々なことを感じ、未来へのワクワクが増えるはずだ。

他にも、職場体験で企業や社会とつながること。学校における現在の職場体験では多くの職種を体験することができないが、「VR」を活用すれば、体験してみたい仕事をいくつでも、何度でも、時間や空間を超えて疑似体験することができる。子どもたちはきっと、「この職業も、あの職業も、楽しかったな。将来やってみたいな。」と自分の将来にワクワクすることができるはずだ。

だから、私は将来、子どもたちが未来に対してワクワクできる社会をつくるために、負の感情ではなく、正の感情で、学校に変化を起こしたい。

本気で、そう思っている。

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