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『キン肉マン』第194話から第201話まで ステルスリアクション・エクストラ140

(ステルスリアクションとは、見えないリアクションである。表向き別の事を表現しているように見せながら、同時に、特定の何かに対するリアクションとしても意図された、そのような表現方法なのだ)

(ご注意・本稿では『キン肉マン』第194話から第201話までのネタバレを含みます。閲覧の際にはあらかじめご了承ください。表紙画像と本文は一切関係ありません。また、登場人物や組織の実名は伏せられている場合があります。そして、明かしづらい内容は不明瞭な表現となっている場合があります)

前回のSREはこちら(関連リンクは末尾を参照)。

『キン肉マン』の前回はこちら。

また本稿においては「西尾・忍殺」を重要な関連資料として参考して頂きたい。


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第194話。

・平ら

ベータロンの発言の比喩で使いました。分かる人居たんだなぁ、という気持ち。


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・ウルル、グロロ

歴史寓話にしろステルスリアクションにしろ、ちょっと無茶なダジャレみたいなのを使うのが常套手段の1つになっています。


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第196話。

・無尽蔵のスタミナを削る絶え間ない攻撃
・百の理解を超える千の破壊で倒す

SRE131でも触れましたが、多分SRE101で引用したニンジャスレイヤーのツイートと、2日に1回以上のハイペース更新を始めて10ヵ月目、100回という一応節目として見られる数を越えた辺りでストロングスタイルを見せた事がひょっとしたら気に入ってもらえたのかもしれません。


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第197話。

・超えることはありえぬ
・時代は常に動いている

ザ・マンとゴールドマンは正真正銘、師匠と弟子だけれど、僕とベータロンはそうじゃない、というところを除けばとりあえず越えていくしかないし状況は変わったよな、とも思っている。


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・私のコピーにすぎん
・授けた戦術を継ぐ
・師匠孝行の良い弟子
・元を正せば私の特技

パクリはオリジナルを越えられない、という別の面での話が師匠と弟子の激突の中に組み込まれている。しかしこう書いてみると僕とベータロンとの出来事や坂上秋成、宇野常寛、黒瀬陽平なんかのパクリがよりによって完璧超人と悪魔超人の両トップの戦いに加工して取り入れられているっていう、ちょっと信じられない状況だなこれは。


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第198話。

・“零の悲劇”

歴史寓話。「零(雨 → アメリカ、の 命『令』)」と「0(ゼロ。日の丸の『〇』を示す)」の「悲劇」であるから敗戦を示す。


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・弟子は師を超えていくもの

キン肉マンの作風というか、主題となる内容は間をおいて何度も繰り返されるのが特徴なので、こういう展開が起こる。


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・その一撃は私を潰すつもりで放ったもの
・しかし私はこの通り、元気に生きている

そもそも潰すも潰さないも、僕を直接どうにかする事はベータロンや宇野さん達には不可能なんですけれど、向こうがどういうつもりかは別でしょうしね。

特に支障もなく更新ペースを崩さずに続けてましたねぇ、当時は。ちゃんと。あ、一応「『企て』篇」書き始めて、なかなかペースが上がらなくて難儀してましたね。流石にオーバーペースで。


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第199話。

・反省すべき点があるとすれば
・現実をしっかり認識させてやれなかったこと

確かに、もうちょっとベータロン相手にその努力が出来れば、と思わなくもないですが、あそこまで頑なな態度で来られるとなかなかそうもいかなくてですね(本人かなり機嫌を損ねやすい質でもありますし)。

ま、そこまでする筋合いがあるか、というのもありますが。


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・お前ですら私を超えたわけではない
・私自身を再生産することしかできん
・私こそが至高
・私の意のままに誰もが動く世を作る

崇高な理念を掲げてから挫折し方向転換したことで人が離れていくようなさまがベータロンっぽくも見えてくるけど、昔はそんな風じゃなかった人が傲慢になっていくときのよくあるパターンでもあるような。と言っても、何もかも思い通りにいくような世界を望めば望む程裏切られていくようなものだと思いますが(武道が本当にそんな事を望んでいるのかは措くとして)。


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・業務

僕はビジネス用語を結構使うけど、どうだろう。


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・ザ・マン
・超人閻魔
・あやつ
・ストロング・ザ・武道


全て同一の存在を示すにもかかわらず、それが途中から分かりづらいと思われたのか、この回では全部書かれてますね(武道のフルネームはアオリ文で。「あやつ」と「超人閻魔」は結構言われない回もある{「閻魔様」とは言われても})。

ちなみに画像は「けものフレンズロゴジェネレータ」により制作。


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第200話。

・人の言うことには柔軟に耳を貸すもの
・柔軟に意見を尊重し続けてくれた
・柔軟に現実を受け止めた

そういう柔軟性はベータロンの周囲では生き残れないような感じがしますが、話が進むにつれてきちんと結末への障害を取り除く仕掛けがあるのが分かって、それが物語を盛り上げていくので読んでる方も盛り上がりますね。

そういうのがないから僕とベータロンはうまくいかなかったのかなぁ……。


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第201話。

・千兵殲滅落とし

百を越える千、が必殺技の名前に入るとは、しかも壮絶なネーミング……。


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・パワーの吸いとり
・いくら吸いとっても湧いてくる

パクリ、でも僕も黙ってパクられてるだけじゃないし、新しい事を次々とやっていけばどこかで突破口が開ける、と信じてとにかく成果を上げるように活動しているし、宇野常寛や黒瀬陽平がパクって持っていこうとする方向と僕の認識は結構ズレがあるようなのでその辺も利用できるかな、と。


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週プレ「200回到達記念」記事

・“200”という数字に感慨はない
・大きな数字ではある
・決して気を抜いていい数字でもない
・週プレさんの畑だけでトータル1千回超えるのをまず目標に

これも「百を超えて千」。そもそも作品のテーマと僕の身に起こった事がたまたま似通っていたのもあって、共通する要素がたまたま重なっていただけの偶然なのではないか、という疑いを払拭するのは意外と難しいのだけれど、こういう形で流れを作るというか、特徴的なポイントに対するこだわりのようなものが見えてくる事でこちらもそれなりにやっていく為の安心材料が増えるというか。

作品内でのバランスも難しいし、こういうインタビューでの受け答えに混ぜるのもなかなか大変かと思うけど。




(続く)

おまけ。

・ニンジャスレイヤーのキン肉マンっぽいシーン

「ゴッドハンド・ザ・スモトリ #1 」。

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キン肉マン関連リンク

週プレNEWSの連載『キン肉マン』 (最新話のみ掲載)

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