毎日投稿チャレンジ頓挫

大学生活最後の1年は全てオンライン授業であった。5年目ですし、おまけというか余生のような1年だったので、個人的には不満もそれほどなかった。なんだかなあという気持ちはありますが。あと新入生は本当にいたたまれない。あと度重なる総長からのメッセージには正直辟易した。しかし当初から大学の方針を明確に示し(内容の是非はともかく)、オンライン授業用の電子機器等の貸し出しや給付金等、制度を整えながら学生に行動変容を促したという点においては、政府の対応よりも格段に上だったと思います(あくまで上から目線)。

オンライン授業についての所感をTwitter上でたくさん見た。オンライン授業は質が低いと言う人も少なくなかったけど、対面になったところで大学の授業は質が低い(「質」を、本質的なものではなく、「わかりやすさ」と定義した場合)(そもそも、大学の授業に予備校的な「わかりやすさ」を求めるのは違うと思うけど、高等教育がユニバーサル化している今日、そうした言説ももはや時代遅れなのでしょう)(予備校的な、というのも予備校関係者に失礼かもしれない。あくまで概念としての「予備校的な」)。

大学の授業を対面で4年、オンラインで約1年受けてきて思うのは、対面だろうとオンラインだろうと、結局授業は面倒くさいということです。大学に限らず、小学校でも中学でも高校でも授業は基本的にくそだるかった。面倒くさいながらも学びになるものもあるにはあるけど、学びになったところで面倒くさいものは面倒くさい。決められた時間、決められた場所に座って、誰かの話を聞くとか頭を使うという行為がもうすでにくそだるいわけであり、それが大前提で、内容とかはその後の話。

そんなことは十何年間で嫌というほど感じていたにもかかわらず、自分が授業をする側になったら頭からすっぽり抜け落ちてしまうから不思議。教育実習の時は、生徒たちが生き生きと授業に向かってくれるという前提で授業を考えておりました。結果的に生徒たちはとても頑張ってくれたけど、考えさせたり話し合わせたり書かせたりしたの、くそだるかっただろうな。でも面倒なことってけっこう大事だったりしますよね。あらゆる場面において。でも面倒だから極力避けたい。

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