お泊り、映画、文化祭

・友人が泊まりに来た。
 美術館に行った帰り、バスターミナルで他学科の友人と偶然会った。話を聞くとエアコンが壊れて夜暑いらしい。修理が来るまでの間、夜はうちに泊まってもらうことにした。私は2人暮らしなので部屋が多少広く寝具も用意できる。何より泊める側の私(たち)が、突然のお泊りイベント発生にワクワクした。友人と会う直前、帰りにカラオケに寄るか迷っていたのだ。バス停に行くのが1時間遅かったらお泊りイベントに遭遇していなかったわけで。まったく上手く出来過ぎている。
 友人が来る前に全速力で片付けと掃除。寝るのに必要なもの以外は倉庫部屋に放り込む。我々がご飯を食べた後に友人はやって来た。寝る前にネトフリで『パプリカ』を観た。あれがリバティー、ユートピアのパロディ。映画を観たあとは友人の作品について話し合った。学生生活はこういった対話のためにあるのだと悟った。

・8月31日、映画館で映画を2本観た。
 この日に終映する映画があった。劇場で観ないときっと後悔するだろうと思って足を運んだ。鑑賞代は学生の財布には痛いけれども、一生に一度の体験は大事にするべきだし。多少は、ね。
 1本目は『スーパーマリオ ザ・ムービー』。異世界の絶景が全速力でぶん殴ってくる映画だった。同居人は一ヶ月以上前に観に行っていたため、私は自宅に置いてあったパンフを開けずにいた。これでやっと心置きなく読める。
 2本目は『The First SLUM DUNK』。原作未履修でも観に行くべき、というツイートにつられた。選手の呼吸音やピアノの音などでムードをコントロールするのが上手いなと思った。原作もそのうち完走したい。

・文化祭の絵が終わらない。
 文化祭に出品する用の絵が全く持って終わらない。というか描き進めてすらいない。ラフを描いても「自分の絵である」という感覚が得られない。描いてて楽しいと感じられない。苦しい。これはまずい。非常にまずい。どうにか抜け出したい。出品した上でどうしたいのか、という目標は見えているからそれを忘れずに挑むしかない、のだろう。それでもって本当にキツイ時は人に打ち明ける他ない。結局自分の絵を描けるのは自分しか居ないからね。うーん、孤独だねえ。

 それだけ。